当時の私は３０代前半の未婚男性で、彼女は同い年のバツイチでした。
２人とも働いており、彼女に子供はいませんでした。
私はこのまま付き合っていて、何かのタイミングで籍を入れようかと考えていました。
出会いのきっかけは取引先の会社で彼女が働いていて、お互いの会社が合同で忘年会を開催した時に取引先の方から紹介されました。
その時は、軽い顔合わせ程度の挨拶だったのですが、彼女が私のことを気に入ってくれたようで、営業の人間だけで飲みに行った時に彼女の連絡先を教えられ、一度連絡を取ってくれと言われて付き合うようになりました。
２年ほど付き合い、その後は同棲生活が始まりました。
（注）この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。
急に高圧的になった彼女の理由
同棲生活も２年になろうかという時に、少し彼女の態度が違ってきたことに気が付くようになりました。
今まではなかったのですが、ちょっと高圧的というか上から目線というか、不可解な態度をとることがありました。
最初は訳が分からずにずっと悩んでいましたが、同僚に相談した所、「彼女の私に対する好意が冷めたか、もしくは彼女の浮気ではないか」と言われました。
なるほど、好意が冷めて一方的な別れを言い出せずに喧嘩別れを狙っているのなら合点がいきますし、浮気していて好意が私以外に向けられているとしても合点がいきます。
しかし、私は彼女を愛していましたので、すぐにはそのような話を受け入れることはできませんでした。
その後も、浮気や好意が冷めたなんてことはないと信じていましたが、一向に関係が良くならない私達に、とういうかいつまでもうじうじしている私に痺れを切らした同僚は、私を強引に不倫調査の探偵事務所に連れて行きました。
まずは、自分で不倫調査
最初に不倫調査を依頼するつもりのないことを探偵事務所の方に説明をしてから、私と彼女のことを話しました。
探偵事務所の方は白黒はっきり付けることが精神的にも良いと話し、不倫調査の価格も高額なので、できるだけ費用を抑えるために前もって私自身ができることを教えてもらいました。
話の内容は詳しくは言えませんが、浮気をしている場合によくある行動パターンと、浮気をしている日や周期を特定するためにチェックしておくことなどのノウハウなどです。
これらのことは私が前もって調べておくことで、探偵事務所の方が不倫調査に掛ける日数が少なくなり、最小限の出費で白か黒かが分かります。
また、疑わしき点が的外れであれば、浮気ではない可能性が高くなります、私も安心することができるので、とりあえず彼女の行動を調べてみることにしました。
それから、しばらくはいつも通りの生活を過ごしましたが、残念ながら私の目から見ても浮気をしている可能性が高いということを認めざるをえない状況になり、探偵事務所に不倫調査を依頼することになりました。
つきつけられた浮気の現実
そして、調査を依頼してから２ヶ月後に探偵事務所に訪れると、彼女の浮気を示す証拠の写真やビデオが用意されていました。
もう彼女が浮気していてもおかしくはないと考えていましたが、いざ証拠の写真などを目にするのはとても辛かったです。
探偵事務所の方は、内縁状態にあるので弁護士に相談した場合は慰謝料が取れる可能性もあると言われましたが、そんな気も起こりませんでした。
とにかく一日でも早く、私のことを裏切った彼女との関係を切りたかったです。
浮気が分かったその日は部屋には帰らずにホテルに泊まりました。
翌日は有給をとり、彼女が部屋にいない時にとりあえず必要なものを部屋に取りに帰り、その後もしばらくホテル暮らしをしました。
追加で数日間有給をとり、これからのことを弁護士と話しをし、同僚にも経過を打ち明けました。
私は彼女と、彼女の浮気相手には会いたくなかったので、弁護士を通じて調査結果を伝えてもらい、彼女が出勤している時に引越の見積もり、引越し作業を行い、部屋からは即出て行きました。
彼女とは二度と会いたくなかった
急いで引越をしたので、次に住む部屋も決まっておらず、荷物はとりあえず実家へ送りました。
家賃や光熱費など私の名義でやりとりをしているものの名義変更、契約の停止などもすべて弁護士を通じて行いました。
これらのことはスムーズにというより強引に話を進めてもらいました。
彼女とは弁護士を通じて、今後一切連絡を取らないことを約束しました。
彼女の浮気相手にも同様の約束を取り付けました。
彼女の勤める取引会社には別の営業の人間に引き継ぎをしました。
その事について上司に説明を求められましたが、浮気の部分はうやむやなまま強引に納得してもらいました。
その件に関しては上司に大変迷惑をかけたと思います。
彼女は私と別れた後、すぐに会社を辞めたみたいです。このことは同僚から聞きました。
彼女と彼女の浮気相手がどうなったかは知りませんし、知りたくもありません。
私はその後、別の女性と付き合い、結婚をして今は幸せに暮らしています。
