主人の浮気に目を背けてしまった代償は体の変化に現れた。

私が主人の変化に気づいたきっかけは、あまりにも単純でした。
主人は浮気を隠し通してると思っていたかもしれませんが、夜の営みがめっきり減ったのです。

それはあまりにも明らかで、鈍感な人でも気がつくと思います。

私から誘っても全然だめでした。彼は深夜遅くまでテレビを見たりして、二人の寝る時間をわざとずらしているような感じでした。

それ以外は相変わらずやさしい主人でしたが、私は相談する人もおらず一人で悩みました。
単なる浮気、そのうち自分のもとに戻ってくるなどと大きな気持ちで構えることは到底無理でした。

しかし実際証拠を見つけよう、一体どんな人と付き合っているのか知りたいと思っても日中は仕事をしてるはずです。
帰りが遅くなったり、土日に出かけたりすることもなかったので、浮気の証拠をつかむことはできませんでした。

(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。

鳴り響いた一本の電話

わが家の家計は主人がすべて管理していた為、領収書、クレジットカード明細などをチェックすることもかないませんでした。

私がもんもんとした日々を過ごしていたある日、男性からいきなり電話をもらいました。
それは彼の奥さんと私の主人が浮気しているという内容でした。

浮気相手の女性も既婚者だったのです。
彼の話では同じ会社の同僚だということでした。
しかも私たち夫婦には子供はまだいませんでしたが、女性側には4歳になる子供がひとりいるとのことでした。

また私は気がつきませんでしたが、男性は何度も何度も電話したけれど電話がつながらなかった、もっと早く知らせたかったと言われました。

主人がいつの間にか家の電話の線を抜いていたようでした。
掃除をしていた私が電話線が抜けてることに気がついて、電話機に差し直したところすぐに電話がかかってきたのです。

電話の相手の男性は、浮気の件で疲労困憊しているようでした。
男性の話では奥さんから離婚したい意向を伝えられ、子供の親権も諦めると言われたことで、浮気を疑ったそうです。

奥さんは今でも浮気の事実は認めていないそうですが、離婚の意思は固そうだとのことでした。

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私は気が動転してしまって、電話中ほとんど声を発することができませんでした。
主人に限って浮気はないと何度も主張しました。

電話口の男性は「あなたがご主人の浮気を認めたくない気持ちはよく分かるけれども、これは事実なんです」とおっしゃいました。

男性は離婚は避けたいけれども避けられそうにないとのことでした。
とにかく私も主人に確認してみますとだけ伝え、電話は一旦切りました。

主人が家に帰ってくるのを待って、浮気相手の旦那さんから電話があったことを恐る恐る伝えてみました。
主人の態度は、意外なほど堂々としていました。
「とにかくそんな事実はない」の一点張りで。
そして「今度電話があったら主人が自ら電話に出るから」とのことでした。

私は「あなたがそう言うのならこの話はもう二度としない」といいました。
いま思えば、浮気の話をもっと主人と話し合えば良かったと思います。

浮気の事実は明らかだったのに、私はその事実から目を背けてしまったのですから・・・。
その後、主人とこの話題について話すことはありませんでした。

私はまた電話がかかって来るのが怖くなって、こんどは私の意志で電話線を抜いてしまいました。
でも、浮気の事実から逃げてしまったことは、結局ストレスになって私の身体にあらわれました。

自分では大丈夫と思っていましたが、その後の一ヶ月で体重が一気に5キロ減っていました。
それまでいくら運動やダイエットしてもだめだったのにもかかわらずです。

また美容院にカットに行くと「頭に10円はげが出来ている」とこっそり美容師さんから言われました。

私はずっと気丈に振舞ってきましたが、かなりのストレスを抱えていたようです。
それは浮気の事実から目を背けてしまい、主人と徹底的に話し合っていないのが理由だったのかもしれません。

私は心身ともに限界に達していました。
主人はそれまでと変わらずに夫婦関係を続けようとしていました。

しかし結局は、限界に達していた私が実家に戻り、別居、その後に離婚しました。
離婚して10年経った今では、もしも子供がいたら、あのときもっと強く戦うことができたのかも、と思い返すことができます。

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