妻が浮気をしていたのは3年前で、浮気が発覚した当時は、小学校4年生の息子と、2年生の娘、妻と4人で私なりには幸せに生活していたと思います。
妻は滅多に夜遊びや外出することはなく、定期的にジョギングに出かける程度した。
私が妻の浮気に気づいたのは、妻が新しいパート先に替わった時から、頻繁に出かけるようになり、何かおかしいと思いました。
しかし証拠もないので、文句を言ったところでうまくかわされるだけだと思い、かなり気分はモヤモヤとしていましたが、しばらく様子を見ていました。
しばらくして、私の友人から「見慣れない男性と食事をしている妻を目撃した」というタレコミがありました。
目撃した場所は、我が家からかなり離れた地方都市のレストラン。
妻とその男性は、かなり親しい雰囲気だったといいます。
(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。
サラ金で借金して不倫調査
そこで、私は浮気の証拠を得るために、興信所に不倫調査をお願いすることにしました。
しかし、小遣い制の私のへそくりでは、興信所にお願いするだけの金額には足りませんでした。
不倫調査のために家計から出費するわけにもいかず、血迷った私は消費者金融でお金を借りて不倫調査をお願いすることにしました。
さすがに、大金をはたいたかいがあり、不倫調査を開始してから3週間後には詳細な調査報告書を手にすることができました。
報告書の内容を確認すると、やはり妻は浮気をしていました。
浮気相手の男性は新しいパート先の社員だったこともわかりました。
妻に突きつけた不倫調査報告書
証拠を得るために借金までして興信所を頼んだにもかかわらず、結果が判った時は大きなショックを受け、一週間くらいは何も手に付かない状態になってしまいました。
ふさぎ込んでいると思考もマイナス方向に振れていきます。
自分がだまっていれば問題もおきず喧嘩もしなくていい、妻の浮気を調査しなければ普通の生活を送れたのにと、後悔の念しかないようになってしまいました。
しかし、時間が経つにつれて、気力も精神も回復してきます。
このままでいい訳がないと改めて思うようになり、まず、妻と向き合おうと思い、意を決して調査報告書を妻に差し出しました。
私は激しい口論を覚悟していましたが、意外に妻は素直に浮気を認めました。
そこで、今後をどうするのかと尋ねると、浮気相手とはキッチリ別れるので、離婚は嫌だと言っていました。
しかしその時の私は、さすがに一緒に夫婦生活を送るのは無理だと思っており、妻とは離婚することしか考えていませんでした。
一発殴れば100万円?
なん日も考え、悩みました。
離婚するのが珍しくない時代だとはいえ、私たちが離婚することで、子供たちにつらい思いをさせてしまうことに胸が痛みました。
私が我慢することで、子供たちがつらい思いをしなくて済むのならと離婚は辞めました。
それと、妻の浮気相手の会社員とは、ボコボコに殴り飛ばすつもりで会いに行きましたが、会うと同時に土下座され出鼻をくじかれた感じでした。
その後の話し合いで、妻の浮気相手に「都合のいい話だが、会社や自分の家族には黙っていて欲しい」と言われました。
私は「ふざけるな!」と思いましたが、浮気相手は「代わりに興信所に使った調査費用にあわせて、慰謝料として200万払う」と言ってきました。
しかし、興奮して、怒りがおさまらない状態だった私は「ふざけるな」と一発ぶん殴ったら、100万上乗せの300万円支払うと浮気相手はいいます。
カネで解決しようとする態度が気に入りませんでした。
しかし他に良い解決方法がないのも事実でした。
これ以上殴ってもなんの解決にもならないし、つまらない意地をはっても仕方がないと了承することにしました。
妻の浮気は一生忘れることは出来ませんし、何かあればすぐに引き合いに出てしまうかもわかりません。
また、すぐには、昔のように妻とは向き合えませんでしたが、時間をかけて元の関係に戻れることが一番良いと自分で言い聞かせています。
妻の浮気から3年が経ち、ようやく思えたことは、慰謝料より、家族が笑って生活できる方が幸せだということです。