私たち夫婦は、結婚を機に地方都市から東京へ引っ越しました。
慣れない都会暮らしにお互い困惑しながらも、私たちは手を取り合って仲良く暮らしていました。
東京の生活にも慣れたころ、私たち夫婦に赤ちゃんができました。
主人もとても喜んで、誕生を待ちわびる毎日でした。
ところが私は妊娠の経過が悪く、長期で入院をしなければならない可能性がでてきました。
もともと里帰り出産を予定していたこと、入院しても主人は仕事がとても忙しくて、私の世話までできないことが理由で、私は予定よりも早く実家に帰ることとなりました。
里帰り後、予想通りの入院生活が始まりました。
(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。
里帰り中に浮気した主人
私は初めての妊娠だったし、赤ちゃんが無事に生まれてくるかどうかとても不安でした。
私の頭の中は自分のことだけでいっぱいになってしまい、主人の生活のことまで気にかけてあげる余裕はありませんでした。
そのころから、すれ違いがでてきたのかもしれません。
主人を残してきた東京と、私の実家は飛行機で移動するのが普通の距離で、結局主人は出産までお見舞いに来ることはありませんでした。
毎日あった電話も減っていきました。
電話をしても、自分(主人)の話は聞いてもらえず、私の不安や愚痴ばかり聞かされるのが嫌だったのかもしれません。
長く入院していたにもかかわらず、子供はとても小さく生まれてきてしまいました。
小さく生まれた新生児は低体温の心配もあり、また長期入院したこともあって、私の実家滞在はさらに延びてしまいました。
結局、私は半年以上、家を空けていました。
半年ぶりに私が帰ってきても、主人はそれほど喜んでいない感じでした。
それでも息子のことはかわいかったらしく、育児のお手伝いはしてくれました。
しかし、子供のこと以外で私に話しかけてくることはなくなっていました。
主人の仕事は、平日はとても忙しく深夜の帰宅は当たり前になってきました。
しかも、週末に仕事が入って出かけていくことが多くなっていきました。
そんなころ、男が一人では行かないレストランのレシートが出てきました。
その日は仕事だと言って出掛けたので完全にアウトです。
浮気の疑いが確信に変わっていくのが分かりました。
イチかバチかの話し合い
私は決定的な浮気の証拠が得られないのがとても歯がゆく思いました。
私は、仕方なく主人に話し合いを持ちかけます。
そこで「あなたの浮気の証拠を掴んでいるよ」という態度で主人にカマをかけることにしました。
- 子供との将来をどう考えているのか。
- 以前の夫婦関係に戻りたくはないのか。
- 生活を改めるためにはどうするべきか。
この子には悲しい思いをさせたくないと強く伝えました。
話し合いの最中、主人はほとんど言葉を発しませんでしたが、「ごめん」と涙を流していました。
その後はと言いますと、少しずつ主人も以前のような生活に戻りました。
私はやっぱり主人が好きだったし、自分にも否があったので、離れることはできませんでした。
現在は第2子も生まれました。
第2子の出産時にも入院することとなりましたが、前のようにならないように注意しました。
主人も気を遣ってるのがわかったので、あの時ももう少しお互いを思いやればあんなことにはならなかったのかとも思います。
この生活が続くことを切に願っています。