ある日、私はシェアハウスに住んでいる友達が主催するパーティに呼ばれました。
シェアハウスの友達は、私の彼とも面識があったので、私と彼の2人で参加したんです。
パーティはシェアハウスのコモンラウンジで行われました。
多分、30人以上の同世代の男女がいたと思います。
用意してくださった食事もお酒も美味しくて、
顔見知り程度の知り合いが数人と主催者の友達以外は初めての人たちばかりでしたが、もともと人と話すのが好きな私と彼は、思い思いに楽しんでいました。
(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。
気が付くと3時間がたっていた
19時頃から始まったパーティは夜中になっても続いていたと思います。
私はかなり酔っ払って、眠くなってしまってソファの方へ行って休んでいました。
ついウトウトして、気づいたら3時間が経っていました。
パーティの参加者はみんな解散したようでした。
きれいに片付けられ、電気も落とされ薄暗くなっていたラウンジ。
あーやっちゃったな・・・
片付け手伝わずに悪い事しちゃったな・・・
と思いながら、起き上がり誰もいない周囲を見渡しましたが、私の彼氏がいません。
え?
まさか帰っちゃったの?
と思い電話をかけるとソファの陰から音がしました。
そこへ行ってみると、彼のズボンが落ちていました。
彼の携帯はズボンのポケットの中で鳴っています。
うわ!ズボン脱いでどっか行っちゃった!と慌てて館内を探し、外も見に行ったのですが彼が見つかりません。
彼はマックスで酔っぱらうと服を脱ぐ癖があるのです。
やばいなぁと思いながらラウンジに戻ると、数人の女の子たちが集まっていました。
彼氏の事を話し、見なかったか聞くと、言いにくそうにこう話してくれました。
そうです。
彼はパーティで初めて会ったシェアハウスの住人と女性用の相部屋で浮気をしているのです。
酔っ払っていたとしても許せませんでした。
私が同じ館内にいるにもかかわらず、浮気をする彼と相手の女の子の倫理観を疑いました。
もう間違いないと思い、怒りで震える手を必死で握りしめながら、その相部屋に向かいました。
部屋の中にはベッドが6台ほどあったでしょうか。
でも、彼らのベッドを探す手間は省けました。
ちょうど、彼はベッドから降りて服を探し周っていたからです。
私は「何してるの?」と怒りを抑え、あえて冷静に尋ねると、ベッドの上から浮気相手の女の子が顔を出しました。
2人はしばらく沈黙したあと、彼氏が「酔っ払って何も覚えていない」と言ってのけました。
すると、ベッドの女の子が「彼女とは別れるってさっきまで言ってたクセに!」と怒りながら泣き出しました。
彼氏の代わりに友だちになった4人
私は、女の子の涙を見て、急にばかばかしくなってしまいました。
こんな最低な男と2年も付き合っていた自分に引いてしまいました。
そして、会ったばかりの酔っ払いの言葉を真に受けて、自分がした事に対して悪いとも思っていないような態度の女の子に対しては、子供すぎて話にならないと思いました。
もう、その場に1秒たりともいたくないと思い、無言でラウンジに戻りました。
そこには、まだあの部屋で寝ている4人の女性がいました。
もとはと言えば、私が彼氏を連れてきた事が発端なので、相部屋から避難してきた4人に謝りました。
すると、口々に、「あなたが謝る事ないよ、1番の被害者はあなたなんだから。あんな最低男別れた方がいいよ」と優しい言葉をかけられ、我慢していた感情が溢れ出して涙を抑えられませんでした。
しばらくして落ち着いてから、帰ろうとすると、もう外は明るくなっていました。
私のマンションがシェアハウスの近所だったこともあり、シェアハウスの4人とは交流を重ね、今では週に数回は会う、かなり親密な友達同士になりました。
彼氏とは、その後、1度だけ会って、きっぱりすっきり別れました。
浮気相手の女の子は、シェアハウスを出たそうです。
私は浮気を発見して傷ついたけど、いい友達もできて、最低な彼氏と別れられて、結果的によかったと思っています。
その音が聞こえてきて全員起きてしまって・・・、気持ち悪くて出てきたんです。
もしかして・・・