いつも私の恋愛は2番目でした。
なぜか、私のポジションは愛人、浮気相手。
私は明るいタイプでもなく、自分から男性にグイグイ行くタイプでもありません。
けれども、男性には苦労せず・・というか、つねに付き合っている人がいる状態。
しかし、全て2番目なのです。
いつも告白文句は「愛人にならない?」「○○も好きだけど、君も好き。内緒でダメ?」
そんなのばっかり。
しかし、そんな私をようやく一番に選んでくれる。
彼に出会えたのです。
(33歳・女性・主婦)
(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。
初めての私だけの彼氏
彼と私の関係は友人同士でした。
前から、私の相談に乗ってくれて励ましてくれていた、相手だったのです。
付き合いはじめてからというもの、
元から尽くすタイプの私は、とにかく彼に尽くしました。
「今月は金欠だ」と聞くと、一人暮らしの彼のために朝、昼、晩3食作りにでかけ。
忙しい彼のために、掃除、洗濯をしに通いました。
「欲しい」と言っていた物は調べてプレゼントをして、彼の趣味に合わせられるように彼の好きなものを勉強しました。
「会いたい」と言われたら何時でも会いに行く。
彼中心の生活に満足感を得ていました。
けれども、尽くせば尽くすほど、彼は冷たくなっていったのです。
私にはそれが何故か分かりませんでした。
そして、「きっと私の努力がまだ足りないから」と思い、もっと頑張ることにしたのです。
頑張るほどに離れていく彼
しかし、頑張る私とは裏腹に、彼はどんどん自分勝手になっていったのです。
「会えない」と言っていたのに、急に「やっぱり会いたい」と言ってきたり、「お金を貸して」と言ってなかなか返さなかったり。
私はどんどん不安になっていきました。
けれども、彼を好きな気持ちで何でも許していたのです。
そんなある日、彼を驚かそうと思い彼を待ち伏せすることにしました。
けれども、私が見たのは彼が知らない女の子と肩を組んで歩いている姿でした。
彼の帰宅を待って「何で?どういうこと?」そのように聞くと、彼は笑顔で言いました。
「ごめんな。でも、俺はお前が好きだよ。だから許してくれるだろう?」そう言ってきたのです。
私はその言葉に物凄い違和感を抱きました。
「どういうこと?何で私が許すとか思ってんの?私だって嫌になることくらいあるんだけど」返答していました。
すると、彼は少し怒りながら言いました。
「俺、お前がいつも2番目だった意味が分かったわ」
彼は、自分自身に怒っているかのように続けます。
「お前、怖いねん。なにしても許してくれるし、全部やってくれる。でもこっちはそれにドンドン甘えていく。」
「どんどん駄目な男になっていく。でも、お前はそれでも受け入れようとする。だからそれで良いかと思えて来る。」
「でもさ、俺そんなダメな男になりたくないねん。」
「お前はいい女じゃない。男をダメにする女なんや。」
「だから都合のいい女止まりで終わるねん。」
彼は、そこまで言うと私に背を向けて黙りこんでしまいました。
いたたまれなくなった私は、彼の家から逃げるように帰り。
彼とはそのまま、連絡が取れなくなりました。
脱!都合のいい女
彼と別れた後も、私には「いい女と都合のいい女」その違いが分かりませんでした。
しかし、今までの付き合いを思い返し「彼の言葉の意味を知りたい」そう思ったのです。
そして、私は友人たちに(彼との接し方)を聞いてみることにしました。
すると私には驚く事ばかり。
「別に・・・何もしないよ?何でしなきゃなんないわけ?」
「尽くすどころか、尽くしてもらっているよ?」
など、私の愛し方は重いのだと知らされたのです。
次は注意しよう。
そう思い、次は友人の紹介で知り合った男性と付き合いました。
彼との恋愛は、自然な付き合いってこんなに楽しいんだ・・・。
ということばかり。
お願いされた時に言われる「有難う」がこんなに嬉しいんだ。
して貰うことがこんなに幸せなんだと。
調べるのでは無くて、教えてもらうのがこんなに楽しいんだ。
全てが幸せで仕方ありませんでした。
結果、その彼と2年付き合いし結婚しました。
今は尽くしていた頃が嘘のよう、少し、だらけ過ぎが心配になりますが幸せです。