LINEは浮気相手の影が、修羅場に産気づいた妊娠中の浮気

私と主人の出会いは、32歳の時です。
私の働いていた会社に、主人が営業に来たことがキッカケでした。

何度も会ううちに親しくなり、自然に社外でも会うように・・・。
そのまま2年付き合い結婚しました。

結婚生活は不満もなく、幸せな毎日が過ぎ、ようやく結婚1年で子宝に恵まれたのでした。

私は子供が好きだったのでとても嬉しく、主人も喜んでくれました。
しかし、妊娠を境に主人とのスキンシップが少なくなっていったことが、少々不安ではありました。

(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。

大きくなるお腹と遅くなる主人

妊娠中の妻

妊娠6ヶ月頃になると、だんだんお腹も大きくなります。
そして大きくなるお腹と反比例するように、私は精神的・体力的にダウンしていきました。

その時の私の不満は主人の帰りが遅いこと。
いつも朝は早く出掛け、帰ってくるのは12時を回っていることも。

いったいなにをしているのか?
そんなに仕事が忙しいのか?

聞くと、いつも返ってくる言葉は「産まれてくる子供のためにも働かないといけないから。俺はそれくらいしか出来ないからね。」という嬉しい言葉。

しかし、正直なところ、私としてはお金もだけど・・・、
主人がそばにいて欲しい、
不安を聞いて欲しい、
という気持ちの方が強くありました。

けれども・・・そんなワガママを私たちのために、一生懸命働いてくれている。
そんな、主人に伝えられませんでした。

感謝しなきゃ・・・、
我慢しなきゃ・・・、
私は自分にそう言い聞かせていました。

しかし、そんな気持ちが怒りに染まる出来事があったのです。

LINEのメッセージは浮気相手

妊娠10ヶ月。
予定日も近くなってきたある日、主人が珍しく早く帰って来たのです。

いつもの主人は遅く帰ってくるので、お風呂のとき、私は寝ていました。
しかし、その日は違います。
早く帰ってきた主人がお風呂に入っているとき、LINE(ライン)のメッセージ音が鳴ったのです。

仕事の内容だったらいけないから、誰からの連絡かだけでも見ておこう。
そう画面を覗くと女性の名前が。

いったい誰が?と思い、悪いと思いつつ携帯を覗くと、「産気づいてしまうのではないか」
というほど、ビックリしてしまいました。

「今日はごめんね~。会いたかったなぁ・・・。この前の写真送っておくね!」と20代位の女性と主人の写真が・・・。

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私は怒りのあまり、そのまま、その子に連絡をしていました。
何も知らない女性は「珍しいね~どうしたの?」と私を主人だと思い、一方的にベラベラ喋っていました。

私は無言でその会話を聞き、止まった際に静かに
「主人がお世話になっています。
チョットお話を聞きたいので、我が家へお越し下さい。
断られる場合は弁護士を通してご招待致しますが・・・どうします?」
と言いました。

向こうは無言が続き「・・・はい。行かせて頂きます。」そう答えました。
後ろを振り向くと、湯上がりにもかかわらず、真っ青な顔の主人が立っていました。

彼女さんは、それから30分ほどで来ました。

その間主人は「彼女は違うんだ・・・遊びというか・・・」「落ち着けよ~」「俺も寂しかったんだよ。」など言っていましたが、その時の私には雑音でしかありませんでした。

彼女さんは思ったより素直で、私の顔を見るなり「すみませんでした。」と深々と頭を下げて来ました。
しかし、問題はその後です・・・。

浮気相手と出産!?

浮気相手は「でも、私は本気でした。」と言って来たのです。
私は頭にカッと血が上り「人の旦那に手を出して本気って何!?」と言おうとしたその時です。

彼女が「チョット!?」と叫んだのです。
何事!?と思った途端バッシャン!とバケツが引っくり返ったような音が聞こえたのです。
下を見ると怒りのあまりに力んだせいか・・・。
破水していたのです。

しかも、そこからの陣痛。
主人も私も、彼女もパニックです。

そのまま何故か3人で病院に行き、そのまま出産。
赤ちゃんが産まれた時のことはかすかに記憶があります。

しかし、次に気づいたときにはベットの上でした。
どうやら出血が多かったため、気絶してしまったようでした。

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壊れた私と、主人のぬくもり

目が覚めて少しすると、主人がやって来ました。

正直、そのときの私は、主人と別れ一人で子供を育てよう。
そのように決めていました。

しかし、主人はその場に土下座して「本当にごめん。出産があんなに大変だと思ってなかった。
あんな大きな赤ちゃん抱えて、お前は10ヶ月も頑張っていたのに、俺は・・・ごめん。」と言って来たのです。

その言葉を聞いたとたん、私のなかで何かが音をたてて壊れました。

私は、悔しくて、毅然としようとしているのに、涙が溢れでてとまりませんでした。

泣きじゃくりながら私は、「寂しかった・・・」「辛かった・・・」と今まで言いたかったことを全部言った気がします。

その時の主人のぬくもりが心地よくて、
私は主人をもう一度信じることにしたのでした。

浮気相手からの手紙

後日、浮気相手の彼女から手紙が来ました。

「先日は申し訳ございませんでした。
出産時に奥様の大変な姿を見て、自分がいかに大変なことを犯してしまったのか、実感することができました。
ご主人にはもう会いませんし、ご主人の方からも、もう会わないと言われました。
ご安心ください。」

一緒に誓約書が入っていました。

いま主人は、子供にデレデレで良いパパをしてくれています。
色々と不安は尽きませんが、今はこの生活を大事にしたい。そう思っています。

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