夫の不倫で、芦屋のマンションを売却し転落してしまった人生

私の夫は年収2000万を超える、いわゆる勝ち組の男性でした。
だから私も半分金目当てで結婚したのですが、そんな男なので「英雄色を好む」という言葉があるように女遊びもお盛んでした。
私と交際しはじめた時は、前妻と別れるタイミングにも関わらず、私の他に2人、私を含めて3人の女性と付き合っていました。
なので、女関係がだらしないのは初めから分かっていました。
ただ、彼はお金もあるし、フェミニストなので優しいし、年齢が大分離れていたのでワガママは何でも聞いてくれるし、好きなもの買ってくれるし、我慢できると思って結婚しました。
(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。

北海道行きのチケット

私がミーハーなので芦屋に住みたいと言って、芦屋にマンションを買ってもらったので、夫は実家とマンションを行き来するような生活でした。
夫はロータリーにも入っていたので、ロータリーの旅行や、仕事の付き合いでのゴルフにもよく行っていました。夫の外泊は気にも留めていなかったのですが、ある日ロータリーの関係で北海道に行くと言っていた時期でした。
たまたま私が夫の実家に行った際に、郵便物を見たら北海道行きのチケットが届いていました。
チケットは2枚。1枚は夫の名前、もう1枚は知らない聞いたこともない女の名前でした。
帰ってきた夫を問い詰めたら、同じロータリーの会員の人のチケットだと言い張り北海道に行きました。
私はこの時から怪しいと思い夫の携帯チェックをしたり、突然実家に行ったり、出かけると言っていたのを急にキャンセルして帰ったりしてやるようにしました。

浮気の証拠はポロポロと・・・

案の定、夫は実家に泊まると言っていた日に日付が変わっても帰ってこなかったり、ゴルフ旅行に行くと言っているのにゴルフバックを置き忘れていたり、浮気しているのは間違いありませんでした。
決定的だったのはロータリーでロスに行くと言っていたのに、ニューカレドニア行きのチケットが見つかったことです。コレも隠していたのを探りまくって見つけました。
夫の携帯からその女に電話をかけて、どういうつもりなのかと聞くと、全く動じた様子もなく、こう言いました。
「私は〇〇さんは存じ上げておりますが、あなたは誰か知りませんのでお話しすることはありません。」
私は何度も何度も彼女に電話をして、白状させようとしたのですが、全く取り合いません。
 
夫を問いただしたら、こっちは簡単で、過去に彼女を妊娠させたこともあるとも告白されました。
彼女は堕胎したそうで、それを聞いたら可哀想になってしまいました。
私は夫のした事を彼女に謝ろうとまた電話をしました。
「私と〇〇さんの問題ですので、あなたには関係ありません。」
不倫関係をやめるなら、私としては不問にしてやろうと思ったのに、
彼女のシレっとした物言いに腹が立ちました。
さらに夫は彼女とのニューカレドニア旅行に行ってしまったのです。

夫が心を入れ替えた?

不倫旅行から帰ってきた夫をともない、夫の実家に行って一連の話をして女と別れるように話をしました。
義両親も私に味方して怒ってくれて、もう女とは会わないと言いました。
夫が嘘をついて実家に泊まっていなかったら、義母が私に連絡してくれるとスパイしてくれるという約束もしました。
そのとき私は妊娠中だったので、もうこれで一段落とは思ったのですが、やはり気になるので携帯チェックは欠かさずやっていました。
その後、特に怪しいことも無く無事出産を迎えました。
夫は育児にも協力的で、もう心を入れ替えたのだと思っていました。
しかしある日、帰宅した夫のシャツにチークらしきものがついていて、更にラメもついていました。
また、夫を問いただしたところ、まだ女と別れていないとのこと。
つぎに浮気を見つけたら離婚するといっていたので、
夫に離婚の話をしたところ、あろうことか幼子もいるのに夫は二つ返事で離婚に了承しました。

電話ですったもんだ

私と離婚すれば、夫は女と一緒になれて嬉しいと思っているのではないのかと思いました。
私の目の前で女に電話して「別れて下さい」って言うように促すと、夫は「それは出来ない」とのたまいました。
無理矢理私が電話を取って女に再度電話して「私は妻です。子供もいます。夫と今すぐ別れないと訴えるぞ。」と通告しました。
女は「私は〇〇さんとお付き合いしています、配偶者の存在は認識していませんし、〇〇さんから聞いたこともありません。」と言い出しました。
スピーカーフォンにして3人で話そうとするも「恐れ入りますが、得体の知れない方とお話しする趣味はありませんので。」と言って相手にもしません。
私はもう腹が立って仕方なかったので、夫も無理矢理連れて慰謝料をふんだくってやろうと弁護士事務所へ行き訴える事にしました。
ついでに行っていた飲み屋の女の子ということだったので、その店にも電話して「その女が私の夫に付きまとって別れてくれないんだ」と文句も言いました。

内容証明を送ると、彼女から反論の手紙が送られてきた

彼女に内容証明を送りましたが、その内容証明に対して、女が反論してきた内容に、私は頭が真っ白になりました。
彼女からの反論は、以下のような内容でした。

  • 女の主張は、夫が妻帯者だとは知らなかったし知りえなかった。
  • その理由として月に1回は必ず旅行に行き、年に2回は海外旅行に連れて行ってもらった。
  • ほぼ毎日欠かさず会いに来ていた、ラブレターも毎月貰っている。
  • その内容から妻帯者であると疑うことも無かった。
  • 私の度重なる電話もいたずらだと聞いていた
  • 電話の内容が稚拙だったので、彼が相手にする女じゃないと思っていた。
  • 彼には以前付き合っていた変な女に付きまとわれていると説明を受けた。
  • 更に、勤務先に電話されて仕事に支障が出たため、名誉毀損で訴える準備をしている
  • 刑事罰なので警察に相談中、これ以上しつこく連絡すれば、正式に被害届を提出する。

弁護士に相談したところ慰謝料の請求は出来るけど、やるだけムダだと言われました。
私が勤務先に電話したことや、夫の行動から女の主張は筋が通っている上に確固たる証拠もあるので、慰謝料は取れない可能性が高いとのことでした。

転落した人生

この一連の騒動は、女の逆鱗に触れたようでした。
彼女は夫の仕事に、大きく影響する切り札を持っていました。
それを公にされた夫の会社は一定期間の業務停止処分になってしまいます。
私は何度も夫に「相手はお前より賢いから迂闊に行動するな」と言われていたのに、
感情にまかせて先走って今は心底後悔しています。
信用商売の為、業務停止などをくらったら、またゼロからのスタートになります。
夫は、そのことが原因で職を失いました。【参考】不倫による後悔、失うものの大きさはハンパなかった!
私自身は、まともに働いたこともないので、子供を連れて夫と別れることも出来ません。
芦屋のマンションも売却して、夫の実家に身を寄せ、いまは細々と暮らしています。
【参考】不動産を早く・確実に売る方法
 
夫の浮気が一番悪いのですが、私も女に対して感情的になりすぎました。
私の行動のせいで夫は仕事を失い、いまでも時々責められます。
円満に別れることも出来たのに、私が入ったせいで話がややこしくなった。
不倫相手に逆にやられてしまったと義両親からも責められ、肩身が狭いです。
本当に初動が大事だったなと後悔する毎日です。