私は42歳の専業主婦で、主人は45歳の会社員です。
子供は社会人と高校生の娘、小学生の息子の3人。
主人は多くの百貨店に、テナントとして入っている有名な食品メーカーの営業として主に関東、中部地方を中心に駆け回っています。
そんな主人とは学生時代のアルバイト先で知り合いました。
お互いにまだ学生で、そのバイト先は上記の食品メーカーの店舗でした。
昔から明るく、誰にでも好かれる主人が私を選んでくれた事は非常に嬉しかったですし、金銭的に困る事も姑問題も無く、子育ても順調にこれたことに感謝しています。
しかし一つだけ悩みもありました。
それは単身赴任で家から離れるのがとても多い事。
一番下の子供が産まれたくらいから単身赴任でなくても出張が多く、ホテル住まいも多いので主人のいない生活が当たり前という時期もありました。
(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。
忙しい主人の変化
たまに帰宅したと思うと家族思いでとても優しいですし、私の事も心身ともにとても大切にしてくれるのですがなんとなく不自然な点もある様な気がしていました。
最初は出張手当が出たり、あわせて昇進もありましたのでそんなもんかな?と思ったのですが、
更に仕事が増えたと聞いても特にお給料に反映していないところから不信感を持つようになりました。
特に金銭面で困る事は無かったのですが、精神的な苦痛を子供にさせるのも母親としては辛いですし、自分自身も大恋愛のつもりで一生を捧げようと誓った相手からの裏切りは怖かったのでモヤモヤするより、はっきりさせようと思い自分なりに探りを入れたりしてみました。
例えば今までの主人の働き方からして単身赴任で外食をしないで帰宅はおかしいと考えたり、好きなビールの銘柄が変わったなど、ささいな事ですが注意してみるようにしました。
長い期間がかかりましたが数年前、なんとなく水商売の方などではなく会社の別支店の若い女性と親密な関係だろうと察し始めました。
そこで私は、主人と出会ったアルバイト先の店舗で当時働いていた店長に連絡をしました。
彼は転勤で違う地域に行ったものの、仲人を取り持ってくれた恩人なので連絡先を知っていました。
藁をもすがる思いで連絡をすると、彼はすんなり事情を教えてくれました。
夫の不倫相手に愕然とした理由
もう何年も前からずっと単身赴任先に、ある営業所の女の子が通い妻状態でいること。
誰も大事にはしないが一部の社員には知られた話しであること。
私たち夫婦の仲が良くないと言っていること…。
【参考】単身赴任の浮気を簡単に監視する3つの方法
目の前が真っ暗になりました。
私にはそんな素振り見せた事無いのに会社では全く違う顔をしていたのです。
ただ驚いたのは、若い女性ではなく私と同じ年齢の女性だった事です。
若ければそれはそれで若さのせいで、とあきらめもつくのですが同い年…正直敗北感しかありませんでした。
【参考】女が絶対に許せない夫の浮気相手5つのパターン
娘のおかげで自分の環境を変えられた
あとはもう、なにも考えられませんでした。
お姑さんと同居もしていますし、ずっと専業主婦できた私はどうすればいいか悩みに悩みました。
探偵も弁護士も頼みにくく、別れてから行く先も無い…思い悩んだ末、上の娘に勘付かれました。
どうにでもなれ、と思い切って相談をしました。
【参考】浮気・不倫に悩む人が相談すべき相手は誰なのか?
娘は当時大学生だったので親身になって話しを聞いてくれました。
そして彼女なりに考えてくれて、私も久しぶりにバイトでもしてみないか?と提案してくれました。
確かに主人の件はショックで悲しかったですが主人と別れる、という結果を出せないでいる私に娘は気晴らしをさせようとしてくれたんだと思います。
接客しか出来なかったので、年齢こそとりましたがまた接客業を選びました。
不思議なものですね。
私にも男性が寄ってくるのです。
不倫なんて正直さらさらする気もなかったのですが、子供を3人も産んだ私でも女としてみてくれる人がいる事にびっくりしました。
悪い気はしませんでした。
私が主人を問い詰めなかった理由
正直主人の不倫を知ったとき、私はものすごくショックでしたし主人を傷つけたいとも思いましたし、相手も許せませんでした。
目の前で怒りをあらわにし、社会的に制裁を加えたいとも思いました。
しかし結局何もしませんでした。
理由は提案してくれた娘には悪いと思いましたが、私も主人同様、他に好きな人が出来てしまったからです。
もう双方が不倫をしている訳です。
しかし私も主人もバレていないつもりで仮面夫婦を続けているのだと思います。
一番下の子が社会人になるまでは恐らくどちらからも何も言わずこのままなんだろうと思います。
それまでに何か変わるかもしれませんが、おそらくこのままなんだと思います。
本当はこんな事にならず、こんなこと気が付かずに生きていきたかったです。