私は昔から年上の男性が好きでした。
基本があまえんぼうなので、頼れる男性でないとダメだったんです。
「不倫はしてはいけないこと」という常識はもちろん持っていました。
でも、短大を卒業して社会人になり、就職した会社で、直属の上司を大好きになってしまいました。
さりげなく、ボディタッチなんかして、子供っぽいアプローチを楽しんでいました。
(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。
必殺の頭ポンポンにやられた私
その上司は既婚者で奥様も子どももいることを知っていました。
最初はもちろん不倫をしようとは思っていなくて、ただ純粋に恋をしてしまった。
気づいてもらえない、恋の相手に振り向いてもらいたかっただけだったと思う。
なかなか、上司が振り向いてくれないので、私は残業のときに、思い切って「夜ごはんを食べていきませんか?」と誘ってみました。
上司はビックリしていたようだけれども、奥さんにはなんて説明したのか気になったが、とにかくその日は帰りに一緒にごはんを食べていった。そして、その帰り際に、私は上司に抱きついてしまいます。
「大好きです」
という言葉も口から出てしまい、上司はそんな私をギュッと抱きしめて、ポンポンと頭を撫でてくれた。
もう私としては、その頭ポンポンにデレ~とやられちゃって、ちょ~幸せな感じでした。
「だめだよ、大人をからかっちゃ」と言う上司に
「本当に好きなんです」と告白する私。
そのときの上司はただ、抱きしめているだけでした。
大人の関係になった途端に冷めていった気持ち
そのまま、さよならして翌日から、上司の私に対する態度が明らかに変わってきました。
いつも私を気にかけてくれるようになって、私としてはそれだけで嬉しかった。
そのうち上司の方から、夕飯に誘ってくれるようになり、何度も二人で出かけて次第に恋人同士みたいになってきました。
その頃になると上司も私のことが気になって仕方がないと言ってくれていた。
しかし既婚者という立場から、なかなか二人の関係はそこから先へは進めませんでした。
私は少し歯がゆかったけれども、上司と一緒に過ごせる時間があるだけでうれしさにあふれていました。
そんな、めし友状態が半年くらい続いた後、上司からもう我慢できない!と言われて、大人の関係になってしまいます。
それからは、二人で会うたびに、身体を重ねることになり、同時に私はだんだん不安になってきます。
大好きな人との逢瀬なのに、私はただ上司のいいように付き合わされているような気分になってきたのです。
奥様にバレた不倫関係
そのうち上司の方が私に夢中になり、誰にも渡さないやら、嫁に行くな、などと言い出すようになってきました。
「そんなことを言うなら、離婚してください!」私は何度もそう言ったけれども、
「それはチョット難しいなぁ・・・」と上司は答えるだけ。
この人とこのまま続けても、これ以上の進展はないと分かった私は別れ話をするようになりました。
しかし、なかなか上司が別れてくれません。
そんなゴタゴタをしている間に、奥様にバレてしまいます。
私は慰謝料請求と会社をやめなければならない状況になってしまいました。
不倫をしていたことは事実だから、逃げることもできませんでした。
いま毎月分割で慰謝料を払っています。
上司は、以前となにも変わらず奥様と暮らしています。
たしかに不倫の種をまいたのは自分だけれども、釈然としない思いがあります。
気づくのが遅いんだけど、不倫なんてもう絶対しないと心に決めました。