「二兎を追うもの一途を得ず」って言葉ありますよね。
今回はこの言葉通りになった私の体験談について語りたいと思います。
私は英会話スクールで働いています。
彼氏は同じ職場の人で、私たちはもう3年間付き合っています。
付き合っている間には色々なところに出掛けたし、お互いのことはもう何でも知っています。
私の年齢が26才ということもあり、周りの友達からも「もうこのままいけば結婚だね」と言われていました。
彼はとても優しくて良い人なのですが、草食系男子といいますか決定力に欠けていて、押しが弱いところもあり、肉食系男子が好きな私としてはそこだけが、少し不満がありました。
また長く付き合ってきたからか老夫婦のように一緒にいるのは好きなのですが、夜の営みもなくなってきてしまいました。
(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。
私の一目惚れ
ある日、スクールに新しく生徒が増えました。30歳ぐらいのスーツを着た大人な雰囲気の男性Rさんでした。
正直、見た目はとてもタイプで、見た瞬間に少し緊張してしまったのを今でも覚えています。
彼は、たまたま私のクラスになりレッスン中も話しましたが、物腰も落ち着いていて知的です。
彼の素敵な笑顔に私は一目ぼれのような感覚を覚えました。
それからは仕事でRさんに会うのが少し楽しみになりました。
しばらくして、私はRさんに「もし今日、この後予定がなければ一緒に飲みにでも行きませんか?」と誘ってみると、彼は快く承諾してくれました。
私は、他のスクールの人にばれないよう、少し離れた場所にあるスペインバルのお店を指定して、彼とお店で待ち合わせをしました。
私たちはお互いの仕事や趣味の話から始まり、恋愛の話もしました。
聞いてみると、彼は実は既婚者で写真を見せてもらいましたが、かわいい奥さんがいると知り、少しだけ残念な気持ちになりました。
かなり話も盛り上がり、気が付けばワインも3本空いていました。
お互いがいい感じに気持ちよく酔ってきた時に、つい私は彼氏の不満をRさんに打ち明けてしまいました。
彼は親身に話を聞いてくれて、私はすっかり色々と彼氏の愚痴をこぼしてしまった気がします。
ハマっていった不倫関係
お店を出て時間を確認すると、すっかり終電の時間は終わってしまっていました。
私が「どうしよう」と言うとRさんは「あなたも色々とたまっているようだし、今日は一緒に泊まっていきませんか?」と誘ってきました。
私は素敵なRさんとだったら一回ぐらいなら関係を持っても良いかなと思いホテルに向かうことにしました。
彼のHは優しく、またとても激しくて彼氏と暫くしていなかった私はとても幸せでした。
彼との秘密の関係に、すっかりはまってしまった私は、その後も週に一回のペースでRさんと会い続けました。
私は彼氏に心で癒されて、たまにRさんに体で癒されるという生活に満足していました。
ただそういう日々は長くは続きませんでした。
ある日、彼氏が最近の私がおかしいと思い携帯を覗いたらしくRさんとの関係がばれてしまいました。
彼氏に正直に話すと、とても辛そうな顔と一緒に「別れよう」と言われ、彼は部屋を出ていきました。
彼が出て言った瞬間に、私は初めていけないことをしてしまったのだと気付き、彼のいない部屋がとても寂しく感じて泣き崩れました。
次の日に寂しさからRさんに会いたくて連絡をしてみると、彼も「奥さんにばれそうな気がするのでもう会うのは辞めよう」と言われてしまいました。
私は私生活で癒されていた二つのものを同時に失ってしまいました。
私は甘い蜜だけ吸っていた自分にとても後悔しています。
どれだけ彼氏が自分のことを愛してくれていたのかも今さら気付くことができました。
次にもし私に彼氏ができるなら、ちゃんとその彼に向き合って愛してあげようと思います。