社内不倫がバレたきっかけと顛末

会社の社員旅行で、少し前に中途入社した独身の彼女がひとりぼっちで行動していたので、なんとなく話かけた。

それが発端となって、今のこの苦しい状況に陥いるとは、そのときの俺は全く想像をしていなかった。

社員旅行前まで、普通に仕事上でしか、話したことはなかったが、このときに、彼女の趣味を聞いたり、おしゃべりして、純粋にかわいいなぁと思った。

何気なく、彼女が「私、彼氏もずっといないんですよ、今度食事に連れていってください」と言ったので、「食事くらいならいつでも、オッケーだよ」なんて、何も考えずに答えてしまったのが、今では悔やまれる。

そして、社員旅行の後、彼女を食事に誘い、おしゃべりをして、彼女も俺のこと、かっこいいとか言ってきて、帰り際についついキスをしてしまった。

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(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。

その不倫は社内恋愛

彼女はびっくりしていて、「だめですよ、奥さんが泣いちゃいますよ」とは言っていたけど、その後も抱きしめてしまい、「好きになってしまったようだ」と彼女に伝えた。

本当に、俺は久しぶりに恋、いわゆるときめきを感じていた。
彼女もまんざらじゃないようで、次も誘うと一つ返事で答えてくれた。

でも、俺は二人の子どももいる40歳の既婚者。
彼女は独身の25歳。

世間では許されないというのは、頭にあったが、どんどん彼女に惹かれていく自分がいた。

離れられない二人

自分では気づいていなかったが、社内でも俺は態度に出てしまっていたようで、同じ部の同僚から、「おまえ、あの子と付き合ってるの?」と言われてびっくりした。

そして、他の同僚もおかしいと思っていることを伝えられて、まずいと思っていた。

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妻に知られてしまった不倫関係

なぜなら、俺の妻とは社内結婚で、妻のことを知っている人も多いからだ。
でも、違うフロアにいる妻と今でも仲良しの同僚には知られていないと信じていたし、以後、彼女にも話して、社内では接しないよう気をつけていた。

しかし、うまくいかないもので、彼女と会社の隣の市で食事をしていたときに、運悪く、妻の同期女子が夫と食事に来ていた。

見通しの良いレストランでは、とっさに隠れたくても隠れられない状況。

同期女子は俺のそばにきて、「こんな夜に、なんでこの子といるの?」と言われて、俺はもう何も答えることができなかった。
同期女子は「妻がかわいそう、妻に言うからね。」と言って去って行った。

浮気する二人

その後は、家では修羅場だ。
妻はなんとなく俺の態度でおかしいと感じていたようだ。

彼女に慰謝料を請求するけど、私は離婚しない!と激怒している。

居場所を失った俺

もちろん、俺も子どもと離れるつもりはない。
だから離婚はしたくないと心の中では思っていたが、彼女に、ついつい「妻とはうまくいってない、君と一緒にいつかなりたいなぁ」など不倫のお決まり文句を、浮かれていたから話してしまっていた。

彼女との不倫関係は会社にもバレてしまい、彼女は(形式上)自主退社ではあるが、実質的にはクビ。
小さな会社だから仕事上俺が抜けると大変だからか、俺はクビにならなかった。

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後悔先に立たずということわざがあります。 私は「反省はするけど後悔はしない」というのをモットーにしています。 人生は選択の連続。 生きていれば、一瞬一瞬に選択をせまられ、そのときどきの自分が果てしなく選んできた結果、今の自分がある...

クビにならなくても、周囲の視線が痛い。
彼女からは「私は会社をクビになってしまったのだから、あなたが私を迎えにきてくれるのを待っている」と言われ、今、俺は間に挟まれて苦しんでいる。

不倫が始まるきっかけとなった社員旅行からたった3ヶ月で、俺の人生は変わってしまった。

妻、子どもと一緒にいても、今までと同じような暮らしにはならないであろう。
しかし、たとえ彼女と一緒になっても、経済的に苦しい生活になるのは目に見えている。

一人になるのがいいのではないかと思っているが、今はそれさえも、簡単にできない状況だ。
不倫は後悔しか残らないものだと悟った。

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