高校、大学と女子高だった私は、20歳になるまで彼氏が居ませんでした。
しかし、彼氏が欲しい。という気持ちはとても持っており、そのことを友人に相談したのです。
その友人(以後A)には、前々から(本人が彼氏の自慢をしていたので)彼氏が居る、ということは知っていました。
彼女自身も男友達が多い子だということもあり、男友達、もしくは彼氏の友達でも紹介してもらえたら・・・。
そして、紹介してもらったのが彼との出会いです。
(25歳・女性・主婦)
初めての彼氏
彼は私よりも、3歳年上の方で見た目は、正直かなりタイプでした。
『格好良い人を紹介してもらえてラッキー!!』それがその時の感想でした。
少し女慣れしてる?と思う点はありましたが、男慣れしていない私には丁度良いかな?と目をつぶっていました。
しかし、当時うっとおしく感じていたのが、Aでした。
紹介してもらった立場だし、文句を言ってはいけない・・・と思いつつ・・・
デートはどうだったか?
キスはしたか?
逐一、報告しなければいけないことに不満を感じていました。
Aのお節介には正直うんざりでしたが、彼は優しく私をリードしてくれ、そんな彼の格好良さに私も惹かれて行きました。
着信と違和感
しかし、違和感を感じたのは付き合って2ヶ月も経たない頃のことです。
まるでスケジュールを管理されているかのように、デート中にAから電話がかかってくる。
それに対して、彼も笑っているだけ。
デート中も彼は何か待つように、携帯の確認ばかりしていました。
私といても、彼はいつもそわそわしている。
しかし、私のことを好きか聞いても返事は『当たり前でしょ?』と笑顔で返してくれるのです。
私は、不安になり彼が少しの間携帯を手放したスキに、携帯を確認してしまったのです。
その結果に心臓が止まるかと思うほど、ビックリしました。
着信履歴がAの名前でイッパイだったのです。
奇妙な彼氏
その日は何も言わず、私は帰りました。
後日、Aにどういうことか問いただしたときに、驚くことを知ったのです。
なんと、彼はAの彼氏だったのです。
Aは忙しい。
彼はそれに対して寂しさを感じている。
それをカバーするために私を紹介していたのです。
私には、訳が分かりませんでした。
彼にもAと同じような質問をすると、「最初は、Aがそうして欲しい」というからそのようにした。
私には申し訳ないと思ったし、私のことは良い子だしAと同じくらい好きだ。
そのように言われたのです。
真実を知った途端、私はこの2人が怖くなり、結局彼とはそのまま会うことはありませんでした。
もちろん、Aとも会っていません。
その後
一時期は人間不信になりそうになりましたが、そんな私を支え私のペースに合わせて接してくれる人とその後出逢い、今は1児のママをしています。
後日談ではありますが、Aは色んな子に同じようなことをしていたようです。
彼をほかの子にあてがって、自分の魅力を彼に分からせるために、そういうことをしていたようです。
今だから思うのですが、何だか可哀想な子ですよね…。
皆さんも紹介してもらう際には、相手を選ぶよう注意してくださいね。