浮気相手は親友の夫(その1)仲の良い4人。

砂浜を歩く私
私には高校時代から仲の良いA子という友人がいます。
高校を卒業して、お互い社会人になってからもA子とは毎日メールをしたり、週末には一緒にショッピングをしていました。

私が21歳のときに、今の主人と付き合い始めた頃、同じようにA子にも彼氏ができて、お互いの彼氏の紹介も含め初めて4人で会いました。

A子の彼氏のS君は180センチ以上ある長身でがっちりした体格をしていて、華奢な体型の主人とは正反対でした。4人とも同い年ということもあってすぐに打ち解けて、それからも月一くらいで4人で遊ぶようになりました。

結婚と出産

妊娠中の妻

私が24歳にとき主人からプロポーズを受け結婚が決まったときには、他のどの友人よりも先にA子とS君に報告し、結婚式にはもちろん二人を招待しました。

私たちが結婚式を挙げたその翌年に、A子とS君も結婚が決まり、同じように私と主人も二人の結婚式に出席しました。

結婚してから2年で私の妊娠が分かり、そこからは前ほど頻繁には会う機会がなくなりました。しかし出産後、誰よりも早くお祝いに駆け付けてくれたのは、やはりA子とS君でした。

子供が生まれて半年ほどたった頃に、子育ての息抜きにとA子とS君が那須温泉旅行を提案してくれました。

正直慣れない育児にそこそこ参っていた私は、その提案を快く受理し、早速その年の秋口に行くことに決まりました。旅行のプランや宿の手配はすべてA子とS君が決めてくれて、私は久々の旅行をとても楽しみにしていました。

温泉旅行

旅行当日

旅行当日。
昼前に実家に子供を預けた私は、主人と共に待ち合わせ場所であるA子とS君のアパートへ。

そこからS君のワンボックスカーに乗り換え、那須へ向かいました。S君が運転手で助手席に主人、後部座席に私とA子が座りました。

主人とS君は音楽の趣味が合うらしく、好きな歌手の歌を流して一緒に歌ったり、話をして盛り上がっていました。私とA子は、料理の話や化粧品の話、それから、子供の話などをしていました。

2時間ほど高速を走ると、あっという間に那須へ。

ホテルに着いた頃には日も暮れていたので、チェックインを済まし、お互いの夫婦の部屋へ向かいました。

私たち夫婦の部屋は3階で、部屋は決して広くなかったけど、清潔感があり、窓から見える大自然の景色が最高でした。

私:「すごーい景色!子どもを預かってもらえなかったら、絶対これなかったわ~」

主人:「こんないい部屋とってもらえて、こりゃA子ちゃん達に貸しができちゃったな」

A子たちの部屋は2階でしたが、部屋の向きは私たちと同じなので、きっと同じ景色を楽しんでいるだろうなと思っていました。

露天風呂

しばらく景色を堪能した後、夕食まで時間がある為、先に露天風呂に入ろうという流れに。

私はA子たちも一緒に誘おうと、A子に電話をしましたが、二人とも移動の疲れがひどいから部屋で休みたいとのことでした。私は少し残念でしたが、仕方ないと思い主人と二人で行くことにしました。

露天風呂は1Fにある為、エレベーターを使うことになっています。

部屋にあった少し大きめの浴衣を羽織り主人と露天風呂へ向かいました。混浴ではないので、それぞれ分かれて浴場へ入りました。

その日は幸いにも快晴で、温泉から立ち込める湯気に霞んだ月がとても綺麗でした。山々に囲まれたその空間は余計な雑音が一切なく、木々が風に吹かれてざわつく音が異様なほど心地よく感じ、昨日までの日常を一瞬、忘れさせてくれるほどでした。

ふと、男湯は壁を一枚挟んた向こう側なので主人に声をかけてみようと思いましたが、他の人も入っていた為、恥ずかしくなってやめました。

露天風呂を存分に堪能した後浴場を出るとちょうど主人も出てきたので、一緒に部屋に戻りました。

その2に続く

浮気相手は親友の夫(その2)いけない温泉旅行
前話の続き 主人:「いや~露天風呂ホントよかった!俺 気持ち良すぎて歌いそうになったもん」 私「:やめてよ、恥ずかしいから!でも私も男湯すぐ隣だったからT(主人の名前)のこと呼ぼうかと思っちゃった」 主人:「そ...
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