普通の恋だと思って、うっかり始まると後悔する不倫。
既婚者と付き合う前に覚えておきたい不倫の心得を5つ紹介します。
不倫はリスクのある恋愛である
まず、既婚者と付き合う不倫はリスクの高い恋愛であることを心得て欲しい。
不倫は、相手の家族を壊すこと。
いくら既婚者から猛烈にアプローチをかけられて、しぶしぶそれに応じたような場合でも、あなたが既婚者と不倫をしたことで相手の家庭が壊れてしまえば、慰謝料を請求されることがあります。
慰謝料とは、不法行為の賠償責任として損害賠償金を請求されること。
民法第709条
故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。第724条
不法行為による損害賠償の請求権は、被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から三年間行使しないときは、時効によって消滅する。不法行為の時から二十年を経過したときも、同様とする。民法第770条
夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
日本の法律において、不倫は刑事罰にとわれないので、不倫をした人が警察に捕まる(逮捕される)ことはありません。しかし、民事ではきっちり慰謝料をとられます。
さらに結構きびしめなのは、不倫状態から20年が経過しないと、不法行為の時効は成立しないこと。
完全に忘れた頃に相手の家族に不倫がばれて、慰謝料を請求されることもあることを心得ておかねばなりません。
不倫相手に求めすぎてはいけない
不倫相手には大切な家族があるのだから、独身者であるあなたが多くを求めすぎてはいけません。
- 会って欲しい
- 電話で声が聞きたい
- LINEのメッセージにはすぐ返信して欲しい
- 朝まで一緒にいたい
- 旅行がしたい
不倫は、普通の恋愛とは違うことを心得ていなければいけません。
既婚者が困ることは、してはいけないのが不倫の心得。
不倫相手は、最終的には(あなたを捨てて)家庭に帰ると覚悟しましょう。
相手に依存しない・相手に期待しないことが大事です。
面倒を引き受けないメリット
あなたにとって、不倫はデメリットと感じていませんか。
いっけんババを引かされているような気持ちになるかもしれませんが、不倫ならではのメリットもあるのです。
なかなか会えないとはいえ、会えば美味しいものをごちそうしてくれたり、同世代の友達とはいけないような高級なホテルに泊まることができたり、高価なプレゼントを貰ったりしていませんか。
それに加えて、あなたは家庭にまつわる面倒ごとをいっさい引き受けていません。
- 手間のかかる子育て
- 家族分の炊事洗濯
- 面倒な近所づきあい
- 子供のPTA参加など
繰り返し言いますが、不倫は普通の恋愛とは違います。
デメリットも知ったうえでメリットを享受することが不倫するものの心得と言えます。
結婚に備えて不倫相手の行動を観察すべし
あなたは、不倫相手と別れたら普通に結婚をすることでしょう。
その時になって、あなたは不倫のメリットを感じられるかもしれません。
- 携帯電話をロックする
- 残業と言って頻繁に遅くなる
- 週末の接待ゴルフが増える
不倫をはじめると、相手がどんな行動をとるのか手に取るように分かります。
家族にはどうやって嘘をついたのか、なんと言い訳をして会っているのかを不倫相手がレクチャーしてくれます。
あなたは不倫後に結婚する時を想定し、不倫相手の行動をじっくり観察するのが賢明です。
辛くなるまえに不倫をやめる
不倫相手に依存しない。
不倫相手との将来を期待しないことが既婚者と付き合ううえでの大事な心得。
しかし、ずっと一緒にいると相手との距離や関係が変化し、自分の気持も抑えられなくなることがあります。
- どうせなら相手の家族にバレればいい
- 不倫相手との子供がほしい
- 好きすぎて会うのが辛い
どうにも心が抑えきれなくなる前に、不倫は精算すべきでしょう。
もし相手が、「別れて一緒になる」と言ってくれるのであれば、「では、離婚が成立したら連絡してください」と言って接触を避けるのが賢明。
どうにも辛くなって塞ぎこんでしまう前に、恋の炎は吹き消しておいたほうがいいでしょう。
ズルズルと行って修羅場になるよりも、結果的に不倫相手にとって良い人でいられるはずです。