不倫の末に結婚にいたっても、幸せにならないと言われる。
結局はまた不倫されて、離婚になるとか、不幸の上に成り立つ結婚なのだから、幸せにはならないやら。
たしかに不倫をする人には、そういう人が多いのかもしれない。
でも、今の私は幸せだ。
私も不倫からの結婚で、今の夫と暮らしている。
(ここでは今の夫を「夫」、前の夫を「前夫」と書く。)
某サークルで知り合ったのがきっかけで、そこから、付き合うようになった。
夫も既婚者、私も既婚者のW(ダブル)不倫だった。
(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。
冷めてしまった夫婦関係
W不倫期間は、お互いに時間を見つけては、頻繁にデートをして楽しんでいた。
私も夫も当時の家庭での夫婦関係は冷めていた。
私も、義母優先な前夫に対し、気持ちは全くなくなっていた。
割り切った関係のW不倫だったのに、先に夫の家庭が離婚をした。
不倫が原因ではなく、奥様からの一方的な性格の不一致という理由での離婚を言われたそうだ。
夫は子ども二人と離れるのがつらかったが、離婚したいのなら仕方ないと二つ返事で了承した。
夫が独身になっても、私との付き合いはそれまでと変わりがなかった。
私も子供が二人いたので、その頃の夫は「子ども二人俺が育ててやるから、俺の元へ来い!」とよく言っていた。
でも私は世間でよく言われるように、連れ子再婚はうまくいかないほうが多いというのが頭にあったので、子連れ再婚はありえないと思っていた。
元夫より、夫のほうが相性もばつぐんで、一緒にいることが楽しくて仕方がなかった。
私の離婚事情
その頃になると近くに住む義父母が、こちらの都合はお構いなしに、家庭に出入りしてくるようになった。
また義父母は、こどものことでも度々干渉してくるようになり、しだいに私は家庭で安らぐことができなくなっていった。
そんなことが積み重なっていって、私は元夫と離婚をする決断をする。
夫とも一緒になりたいとは思ってはいたけれども、そのときの環境から脱出したい気持ちのほうが強かった。
そこで、私は一人で暮らすアパートを近くで借りた。
その態度を見て、元夫は私が本気で離婚をしたいと気づいたらしく、あれこれと私に離婚を思いとどまらせようとした。
でも、私が一番問題にしている、義父母の話になるとダンマリになる。
そこだけはどうにも譲れないらしい。
しかし私にとってはそこが大きな問題で、我慢の限界を感じていた私は、どうにか離婚をしようとするが、元夫はなかなか了承してくれない。
別居して2年が過ぎた頃、やっと元夫もあきらめて離婚をすることができた。
別居から離婚へ
別居中であっても、子どもとは近くにいたので、学校行事などには参加をしていた。
協議離婚が決まり、親権争いでは義父母がものすごい剣幕で出てきて、争う気持ちにもなれなくなり、私は元夫に親権を渡した。
いま思えば、元夫の方が経済的にも豊かなので、子供達の生活が今までと変わることなく暮らしていける。将来子どもたちが好きな進路を選ぶこともできてよかったのかもしれない。
運が良かったことに、不倫をしていることはバレることもなかった。
だから、私の不倫の末の結婚でもうまくいっているのかもしれない。
また、お互い子連れでないということも、うまくいった理由の一つではあると思う。
その後、夫と再婚して、今現在10年が過ぎた。
お互いの子供達とも、よい関係で接している。
今でもラブラブだ。
始まりは不倫であっても、今は毎日が本当に幸せで楽しい。
夫に出会えてよかったと思っている。