信じていたパートナーに浮気をされた。
- 裏切られて悔しい気持ち
- 浮気相手を恨む気持ち
- 自分を責めてしまう気持ち
様々な気持ちが交差するものです。
浮気の制裁方法と、制裁をする相手。
また、制裁することのリスクを整理します。
浮気には金銭的制裁と社会的制裁
浮気をする旦那に制裁をしたい。
許せない浮気相手にも制裁を加えたい。
どうしようもない悔しさがあって、消えない憎しみから浮気の制裁を与えたいと考えているでしょう。
また、懲らしめてやりたい・ちゃんと反省して欲しい・二度と浮気させないために制裁をするという人もいます。
浮気の制裁には二種類があります。
金銭的な制裁(ダメージ)を与えることと、社会的な制裁です。
金銭的な制裁
浮気の制裁として金銭的なダメージを与える方法として、一般的には慰謝料の請求を思い浮かべるでしょう。
裁判を起こして慰謝料をぶんどるというイメージがあるかもしれません。しかしそんなにおおごとではなく、話し合いをして示談するという方法が一般的です。
裁判まで発展してしまうときは、浮気してる・浮気してない、と意見(主張)が食い違って、どちらも引かない場合になって、それでは法廷で明らかにしましょうとなる。
示談にしろ、裁判にしろ、自分の有利に進めるためには圧倒的な証拠が必要です。
浮気の証拠がない。掴んでいる浮気の証拠ではちょっと弱い。
このような場合には、くやしいけどじっと我慢して確実な証拠がとれるまで相手を泳がせることが有効です。
反論のしようがない証拠がつかめたら、相手にそれを突きつける。
今後、浮気をしないことの誓約書や示談書を相手に書かせて終了です。
離婚したりするのでなければ20万・30万円といったレベルでもいいので、慰謝料に相当する金額を記入します。
もし、再び浮気をした場合は、「離婚する・慰謝料は100万円」などの記載があれば良いでしょう。
なお、誓約書は、弁護士に頼まなくても、ダウンロードして署名捺印して使うことのできるフォームがあります。
社会的制裁
浮気の社会的制裁は、相手の社会的立場を悪くしてしまうこと。
具体的にいうと、勤めている会社や相手の両親に浮気していることをバラすことです。
社会人でそれなりの会社に勤めている人であれば、これは効きます。
立派な企業ほど、たとえ個人とはいえ不祥事の種を嫌がるからです。
ただ、会社内で不倫をしている、もしくは取引先や関連会社の人と不倫をしているなどの不適切な関係でないと、会社バレは成立しません。
会社にバレることで、転勤や人事異動になることも少なくありません。
多くの場合には減給されるでしょう。給与が少なくなれば、間接的に金銭的な制裁を与えられたとも言えます。
あと見逃せないのは、両親に浮気をばらすのも効果があります。
そこは触れられたくないという人が多いのが事実。しばらくヘコんでいますよ。
浮気の制裁は二人に
浮気の制裁をする相手について。
自分のパートナーと浮気相手の両方に制裁をする必要があるかもしれません。
これは、放っておくと浮気が再発するために行なうこと。
しっかりと懲りてもらうことが重要。
同じ人を相手に、何度も浮気を繰り返す人は多いです。
- ちょっと失敗してバレちゃった
- 次はもっとうまくやろう
くらいにしか感じない人もいるからです。
その意味でも、浮気相手の身元を知っておくことが大切。
浮気相手に制裁を加えるとすれば、やはり家族に浮気をばらすのがインパクト大です。
浮気の制裁をするリスク
あえて浮気の制裁をするリスクを記しておきます。
浮気相手の家族にばらすことは、自分のパートナーが慰謝料を請求される危険性があります。
浮気相手が既婚者であった場合、その浮気が原因で離婚となれば、当然、加害者であるパートナーが訴えられることがあります。
少なくない慰謝料を支払うことは、あなたにとってもデメリットになりかねませんね。
- 浮気されて悔しかったから
- ちょっと浮気を反省してほしいから
このように考えることはできますが、制裁するリスクも考慮する必要があるでしょう。
さきに触れましたが、会社に浮気をバラす場合にもリスクがありますね。
転勤・人事異動にともない、引っ越ししなくてはいけないかもしれないし、給料も下がるでしょう。
会社に勤めている人であれば、会社内で一度ケチが付いてしまうと辛い日々が続きます。
- 良い仕事をやらせてもらえない
- 付き合ってくれる同僚が少なくなる
- 引き上げてくれる上司がいなくなる
下がった給料は、なかなか元通りに上がりません。
むしろ、会社内で居心地が悪くなり、退職・転職を余儀なくされる場合があることを覚悟しましょう。
もうひとつ、家族にばらすことも注意が必要。
とくにパートナーのご両親は、ダメな人でも自分の子供がカワイイもの。
口では「あなたを応援するわ」と言っていても、本音では「あんたがボヤボヤしてるから浮気されるのよ」と思っていたりします。
浮気の制裁が、本当にそのリスクに見合うのかをよく考えてから実行しましょう。
制裁の先にある未来を考える
浮気の制裁をすることのリスクを分かれば、少し落ち着くことができたかもしれません。
浮気を原因に別れてしまうのであれば、多少ムチャな制裁をしても構わないかもしれません。
どうせその関係は壊れてしまうのですから・・。
しかし、今回の浮気を許し、最終的に別れないことを決めているのであれば、制裁はほとほどにとどめておくのがいいでしょう。
あなたのパートナーは、ドキドキした恋がしたくて、刺激を求めて浮気をしたかもしれません。
しかし、最終的にパートナーが帰りたい場所を大切に残しておく必要があるでしょう。
- 浮気相手を追い込んで
- 浮気相手の家庭を崩壊させ
- 職場にも居場所を失わせてしまった
こんな人のもとに、安らぎを求めてパートナーが戻ってきたいと思うでしょうか。
もちろん、あなたのパートナーにはしっかり反省をしてもらう必要があるでしょう。
これは、浮気の再発を防止するためにも大切なこと。
しかし、やり過ぎは百害あって一利なしだということを認識しましょう。
制裁をされたものは、少なからずあなたに恨みを持つことでしょう。
たとえ時間が経っても、なにかの拍子に報復されることが考えられます。
報復や復讐の連鎖は、どこかで断ち切らないといけません。
辛いけど、どこかで終わらせる勇気。
許してあげるあなたの寛容さが、いつかパートナーに伝わることでしょう。