不倫相手の自殺という最悪の結末を避けるもっとも合理的な方法

浮気や不倫で最悪の結末といえるのは、浮気相手の自殺

死の原因・真相というのは、おおっぴらに語られることがないので耳にする機会も少ないでしょう。

しかし、減少傾向にあるとはいえ、日本の自殺者の数は年間で2万7000人にのぼります。
このなかで不倫の末に思い悩んで・・・という人も少なくないのかなと思えてきます。

不倫相手の自殺という、最悪の結末を避ける方法を考えます。

不倫相手が自殺した場合は慰謝料の請求ができない

ちょっと本筋からは離れますが、不倫と自殺の関係を調べていて初めて知りました。

不倫相手が、示談・調停・裁判判決などで支払額が決定する前に自殺した場合、慰謝料を請求することができなくなるそうです。(請求する相手がいなくなるということですね)

すでに支払額が決定した後で浮気相手が自殺した場合は、慰謝料の支払債務は相続されます。

夫が浮気をした。相手の女性には夫がいた。いわゆるW不倫である。

その後相手の女性の夫から、私の夫に対して慰謝料請求が行われた。みすみす慰謝料を取られるのも嫌なので、対抗しようと相手の女性に対して慰謝料請求をしようと考えた。

そうしたら相手の女性が自殺してしまった。
(中略)
相手の女性が死んでしまったので慰謝料請求はできません。

生前に慰謝料請求をしていて額が決まっていれば慰謝料請求権が相続されますが、その様な場合でなければ請求できなくてなってしまう。
不倫相手が自殺してしまった場合の慰謝料請求権」より

支払いが確定した後は、(住宅ローンなど)通常の債務・債権とかわりがなく相続されます。

不倫をしたことによって慰謝料を請求され、一括支払いができない場合は(月々などの)分割で支払うことになります。
毎月の返済に追われ、生活苦から結果的に自殺することを選択する人も少なくないのでしょう。

先に述べましたが、近年は自殺者の数が減少しています。
(平成25年)1年間の日本国内の自殺者数は27,283人、男女比では2対1で男性が圧倒的に多い傾向にあります。

自殺者の数と景気動向は相関関係にあって、世の中の景気が良くなれば自殺者は少なくなり、悪化すれば自殺者は増加します。

自民党、安倍政権の金融政策が効いて、経済が円安・株高に振れたことが影響しているのでしょう、(平成26年)の自殺者総数は昨年を2千人下回った25,000人ほどに落ち着きそうです。

不倫で社会的に追い詰められたことも原因となるでしょうが、金銭的な余裕がなくなること、もしくは窮迫すると衝動的な行動に出る人が多いのでしょう。

相談すべき相手に気持ちを打ち明ける

不倫は人の道から外れることを指す言葉です。
いけないこととは知りつつ、つい踏み外してしまった人外の道。

後戻りができない一方通行の行き着く先は袋小路なのかもしれません。
少なくともそこに行き当たった本人はそう感じていることでしょう。

そんな行き詰まった状況で相談できる相手はそれほど多いわけではありません。

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    具体的に相談相手を挙げると、

  • 金銭的・訴訟・調停で悩んでいるなら弁護士
  • 精神科医、心療内科医などの専門医
  • 厚生労働省の運営サイト「専門相談機関・相談窓口」で専門家を検索することができます。

人は話すことで考えを整理することができます。

モヤモヤすることでも言語化することで論理的な整理を可能にします。
プロのカウンセラーは、この整理を正しい方向に導き、出口がないと感じていた袋小路からの脱出口を示してくれます。

自ら死を選ぶことは決してラクな選択肢ではありません。
人に相談することで別の選択肢・解決方法が見えてきます。

また、かりに選択肢がベストでなかったとしても時間の経過とともに必ず苦しみはやわらぐ時がきます。
あせって安直な道を選ぶのではなく、とことん人に相談したり、みっともなくても解決を先延ばしにすればいいのです。

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もし、不倫相手が自殺未遂をしてしまったり、自殺をしかねないほど思い悩んでいるようなら、必ず適切な相手に相談するよう促してください。

たとえ不倫という間違いを犯したとしても、いまはまだ最悪の事態は免れていることを自覚しましょう。

まとめにかえて

浮気相手の自殺

不倫の修羅場・トラブルの末、自殺未遂をする人は少なくないらしいです。
死にきれないで結果的に思いとどまるケースが多いのでしょう。

不倫で争っている最中には、相手を憎んだりしてしまうことも多いでしょう。
しかし最悪の結末となった時に、残されたものたちの喪失感と後味の悪さは一生消えることがありません。

痛みは、必ずやわらぐ時がきます。時間がかならず解決してくれます。
一人の専門家で足りない場合には何人ものプロに会ってみることを強くおすすめします。

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