浮気された代償として私が受け取ったもの。

私がパートナーの浮気に気付いたキッカケは、今までにはなかった「仕事の飲み会」が急に増えたことが原因です。
パートナーは友人が少なく、家で過ごすのが大好きなタイプです。
家事もよくしてくれますし、飼っている犬たちの散歩も自らすすんで行ってくれます。
散歩する犬
私が仕事から帰ると、職場が私より近いパートナーはいつも私よりも先に帰っていて、食事や洗濯、家の片付けなどを済ませておいてくれる。
そんな非のうちどころが無いパートナーでした。

悶々とする日々

ところが、ある頃から「仕事の飲み会に行ってくるから遅くなる」ということが増えたのです。
もちろん、パートナーのことを私は信用していましたので、喜んで送り出したりしていたのですが、その頻度がどんどん増えていくのです。
さすがにおかしいな…と思い始めたのですが、パートナーのパソコンやスマホには全てロックがかかっていて見ることができません。
お互いに信頼していたので、パスワードをかけるかけないは、気にしていませんでした。
ですから、パートナーがやり取りするメールも電話をかけてる相手もまったくわかりませんでした。
パートナーの財布の中を見たり、引出しの中をみたりしましたが、全く浮気を裏付けるものがなく、悶々とした日が続きました。

突然の三行半

そんなある日、突然パートナーから離婚を言い渡されました。
理由は性格の不一致。とても納得できる理由ではありません。
これまでパートナーとは大きなケンカを一度もしたことはありませんでした。
小さな口喧嘩はあっても、いつも仲直りしていましたし、暴力に発展するような大げんかもありませんでした。
何がなんだかまったくわかりません。
離婚を告げた夫は、財産分与について話し合いたいというばかりで「そもそもどうしていきなり離婚なのか」という、私の根源的な問いには全く答えてくれないまま、家庭内別居が決行されました。
私はパートナーと話し合いをすることもできないまま、自分を責める日が続きました。
しかし、どう考えても離婚につながるような決定的なことは何もなかったのです。

やっぱり浮気しか考えられない

夫は性格の不一致を主張していましたが、それも納得がいきません。
性格が不一致ならケンカをするはずなのですが、そのケンカをした経験がないのです。
これはもう浮気しかありません。浮気した相手と本気になって、私が邪魔になってしまったのです。
そこで私はこっそりとパートナーに探偵をつけることにしました。
おカネはすごくかかると聞いたのですが、自分で追跡してもきっとバレてしまいます。
夫が浮気しそうな日をピックアップし、探偵の人には徹底的に追跡してもらいました。
2ヶ月ほど証拠がないまま時間が過ぎ、ついに夫は「別居する」といって家を出てしまいました。
居場所がわからなくなると、証拠も抑えにくくなるので、別居の日も探偵に知らせました。
しかし、私が想定した時間よりも早い時間に出て行ってしまい、転居先がわからなくなってしまいました。
そこで、私はパートナーの職場に探偵にはらせて、そこから転居先をつとめました。
すると、ついに転居先に出入りする女の存在をつきとめることができたのです。
やっぱり浮気目的の別居だったのです。

浮気の証拠があれば負けなかった

私は抑えた不貞現場の写真を元に、パートナーの浮気相手にゆさぶりをかけました。
弁護士を使って、内容証明郵便で浮気相手に「不貞の証拠を握っている。別れなければ慰謝料を請求すると」通知しました。
案の定、浮気相手は浮き足立ち、私のパートナーを責めだしたのでしょう、今度はパートナーから私に連絡があって「馬鹿なことはやめろ」と逆ギレしてきました。
私は冷静に「馬鹿なことをしているのはあなたの方です。今回だけは我慢してあげるから、早急に家に戻りなさい」という趣旨を通知しました。
結局、浮気相手から捨てられたパートナーはすごすごと家に戻ってきました。

もちろん、私も何もなかったことにはできませんから、浮気の証拠を元にしてパートナーとは今回の件について書面をつくりました。

  1. 再度浮気をしたら慰謝料として1000万円を即刻現金で支払うこと。
  2. 家の名義は全て私のものにし、家の債務は全てパートナーが持つこと。
  3. 家事一切はパートナーがやり、私が仕事に専念できる環境をつくること。

この3つを約束し、公正証書にもしました。
パートナーが約束をやぶればすぐに執行するつもりです。
もちろん、こんな約束をしているのですから、二人の間はギクシャクしたままです。
でもいいんです。浮気なんて最低なことをしたんですから、パートナーは単なる私のATMになってもらって、お金だけを稼いでくれればいいんです。
愛は失いましたが、それと引き換えに、お金を得て、家事負担を免れたのですから、それで私は満足です。
そして相手に使いみちがなくなったら、熟年離婚して、私は悠々自適のセカンドライフを送るつもりです。

 

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