彼女の浮気現場に出くわして、僕が冷静でいられた、たったひとつの理由。

僕が彼女の浮気に気付いたのは、街中でバッタリ遭遇したことがきっかけでした。
僕と友人が一緒に歩いているときに、すれ違ったのです。

その時、僕は仲間数人と一緒に居酒屋にいくために街中を歩いていました。
もうすぐお店に着くというところで、前からカップルが近づいてきたのです。

最初は彼女だとは全く気付かなかったのですが「どこかで見たことがある人だなー」と思っていたら彼女でした。

どうみても、仲の良いラブラブなカップルにしか見えませんでした。
僕は内心驚きつつも、表面上はまったく気づかないふりをしてすれ違いました。

友人たちも、僕の彼女に気づいていないふりをしてくれました。

当の彼女はというと、こちらを見て、かなり驚いた様子で立ち止まっていました。
一緒にいた男性も事の状況に気付いたらしく、表情がこわばっていました。

(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。

すれ違った、彼女の浮気現場


彼女に浮気されたら、僕は激怒すると思っていたのですが、実は激怒どころか落ち着いていました。
ここは僕にも想定外のところで、自分でもびっくりするほど冷静でした。

すれ違った後、彼女と男性がこちらを振り返ったのがなんとなくわかりましたが、僕を含めた友人たちは無視して居酒屋へと向かいました。

居酒屋で彼らは「びっくりしてアッ!て叫びそうだった」とか、「動揺が止まらない」とか、「一発殴ってやろうかとほんとに思った」など、それぞれ感想なのかよくわからないコメントを連発していました。

そして私が、ことのほか冷静でいることにかなり驚いていました。
「おまえ、よく冷静でいられるな。オレだったらその場で切れて問い詰めてたと思う」というようなことを言われました。

居酒屋で3時間ほど飲んでいたのですが、その間、彼女からは電話やメールのオンパレードで、留守電はメッセージでいっぱいでした。

またメールの受信ボックスも彼女からのメールで埋め尽くされている状況で、他の人のメールを見つけるのが困難な状況でした。
居酒屋から家に帰るまで、彼女を無視し続けたら、メール・電話攻撃が止まりました。

その日は酔っぱらってしまって眠くなったので連絡を取ることはせず、翌日の夜に連絡を取りました。

向こうから電話が来たので出て話をしたのですが、彼女は混乱しているのか何を言っているか分かりませんでした。
電話では話にならなかったので、日を改めて会って話そうと提案しました。

彼女の浮気相手は妻子持ち

いま思い返すと、僕が冷静でいられたのにはわけがありました。
彼女の浮気現場を見た時点で、僕の気持ちが一気に冷めてしまったのだろうと思います。

彼女に対して興味が湧かなくなっている自分を感じました。
浮気現場を目撃しても怒りが湧いてくるでもなく、これといった特別な感情がなくなっていました。
だから冷静でいられたのかもしれませんね。

後日、彼女と喫茶店で会い、いろいろとお話をして結果としては別れることになりました。
別れる決め手のひとつは、僕が彼女への関心がなくなってしまったこと。

そして、もうひとつの決め手が、浮気相手の男性に奥様とお子様がいる、いわゆる既婚男性だということです。
妻子持ちであることを知ったうえで、彼女はお付き合いをしていたようで、
僕としてはその時点で「これはナイ」ということを伝えました。

彼女としては別れるのは嫌だということは言っていました。

不倫を承知の上で付き合うというのは、ありえないと行為だと僕は思っていたし、それは泥棒と一緒ではないか、という思いがありました。

これ以上、彼女とお付き合いを継続することはできないというのが僕の結論でした。

表向きは円満な別れでしたが、彼女としては納得しきれない部分もあったことを、あとから聞きました。
後味はいいものではなかったですが、いい勉強になったなという気持ちもあります。

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