旦那との出会いは職場で、わたしとは同僚です。
社内恋愛を隠して付き合い続け、交際2年で結婚。
子どもは、女の子と男の子を一人ずつ授かりました。
しかし結婚後20年、信じていた旦那が浮気 → 土下座で離婚を懇願されて、情けなくなりました。
(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。
楽しかった社内恋愛
結婚当時の二人の年齢は、旦那26才・私23才。
小さな住宅設備メーカーに勤めるOL(死語?)で、旦那は同じ課にいた同僚。
ちょうどその頃の私は、短大時代から付き合っていた元彼と別れたことがあって、凄く落ち込んでいました。
仕事に支障が出るほどにふさぎ込んでいた私の相談にのってくれて、マメに電話をくれたりしたのが旦那です。
旦那は「仕事ができる」と女性社員に人気があり、もともと気になっていた存在で、彼と付き合い始めました。
しかし、そこは昔のオフィスラブ。
旦那も私も人目を忍んでデートを重ね、社内で話をするときにも細心の注意を払いました。
二人の秘密というのがいっそう旦那との恋を燃え上がらせたと思います。
いま思い返すと、この時が一番楽しい時期だったかもしれません。(子供のことは別として・・)
色々あったけど信じていた旦那
旦那は浮気をしないタイプの人だとずっと信じていました。
どうして自分がそう思うようになったのかわからないのですが、付き合い始めた頃や結婚して二人で住むようになってからも怪しい行動もなく、付き合っていた元カノの写真なども見たこともなくて、そういう意味で全くストレスがありませんでした。
ただ、結婚生活には良いことも悪いこともあるのが普通なのかな。
特に子どもが産まれたばかりや、二人目の出産後は私自身がイライラと不安定だったこともあって、会話がなくなる時がありました。
でも、恋愛の末に結婚した仲だし、旦那のことは基本的に尊敬し・信じてもいたので結婚生活に安心していました。
そんな安心しきっていた私に、旦那の浮気という事件が起こったのです。
土下座して懇願する旦那
私にとって旦那の浮気は、青天の霹靂ともいえる突然の出来事でした。
旦那は以前から、休日も仕事で会社から呼び出されたり、取引先とのお酒の席が多くありました。
お客さんとのゴルフの約束などもメールでやりとりをすることが多かったようなので、旦那が浮気をしていたことに全く気づいていませんでした。
子どもが二人とも出かけた後に「話がしたい」と神妙な顔で旦那に言われた時も、なにか欲しいものでもあるのかな?くらいに思っていました。
「浮気相手を本気で好きになってしまった」「一緒になりたいから別れてくれ」と土下座されて旦那に言われた瞬間は、まさにポカンです。
たぶん、その時の私は世界一マヌケな顔をしていたと思います。
「お前のことも好きだ」とか「子供たちを不幸にはしない」とか旦那が言うのを聞いていて、ようやく信じていた旦那が浮気をしたことを実感しました。
もう、腹が立つのと、悲しいのが、まぜこぜになったような感情。
最初はイライラして浮気のきっかけや浮気相手のこと、いつから付き合っていたのかを聞いていました。
しかし、しだいに私のまわりから音がなくなっていって、何か大事なものが一枚、また一枚と剥ぎ取られていくような不思議な脱力感にとらわれました。
結局、信じていた旦那が土下座までする哀れな姿を見て、「かなわないな」と観念してしまったのだと思います。
離婚はリセット!いまはスッキリ
今でもたまには、旦那の浮気に対するやりきれない思いがあります。
しかし、子供のこともあるし、母としていつまでも落ち込んでいるわけにはいきませんね。
スマホも時々電源を切ってリセットすることで、操作感が良くなると聞きました。
今後、わたしの人生があとどれくらい残っているのか分かりませんが、離婚が良いリセットになったと後に振り返れる生活をしていきたいと思います。
旦那の浮気に悩んでいる人に
いま現在進行形で、パートナーの浮気に悩んでいる人もいるかもしれません。
私の場合は、旦那が包み隠さずに浮気の事実を告げてくれたので、腹もたちましたが諦めもつきました。
同年代の友人の例をみても、配偶者が浮気をしている場合には、しっかりと証拠を揃えてから、しかるべき相手に相談するべきだと感じます。
あなたの気持ちは痛いほどわかりますが、下を見たり・後ろを振り返ってばかりでは、これからの人生に失礼かも?
しっかり前を見る勇気がでれば次の一歩が踏み出せると思います。