離婚を決意させた長女の言葉とは?

浮気されて離婚した前夫との話です。
このとき子供は1年生と3年生の女の子が居ました。

彼がいつから浮気をしていたかは、はっきり覚えていません。
気が付いたらよく一人で出かけるようになりました。

まえはちょっとした買い物でも二人一緒に行くことの多かった私たちですが、「いいよ俺一人で行く」ということが増えました。

そして、時を同じくして彼は突然ボーリングを始めたのです。
マイボール、マイシューズなどを用意し、夜な夜な出かけるようになりました。

仕事から帰ってから、「ボーリング行ってくる」と道具一式を車に積んで、出かけることが増えました。

それでも上司にボーリング好きがいるということを前から知っていたので、その人から誘われたんだと、普通に信じていました。
そして、だんだん土日出勤が増えていきました。

(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。

夢中になった「玉転がし」

もともと夜勤や出張、平日休みなど、勤務は不規則な仕事だったので、さほど気にも留めていませんでした。

しかし彼の仕事には制服があり、毎日制服を着て出勤をして行っていたのですが、その行動が不審になってきたころから、土日出勤という日に私服で出かけるのです。

仕事用のカバンは持っていくのですが、服装は制服ではなく、私服。
だんだん私も不思議に思ってきました。

行動がわかりやすくて決定的なのは、携帯を家の中で持ち歩くようになったことや、突然寝室に入り電話をするということが増えました。

今までは誰からの電話でも普通に目の前でかけたり受けたりしていたのに、突然の変化です。
電話の音をマナーモードにし始めたのもこのころでした。

いま振り返ると、すべての行動が不審すぎました。
ある日、うっかりしていたのでしょう。
携帯を置きっぱなしでお風呂に入ったことがありました。

私は今がチャンスと携帯を見ました。
そしたら「○○」とありきたりな苗字だけの登録の人からのメールがたくさん
しかも時間帯が深夜や早朝に集中しています。
一つを開けたら、やはり女性でした。

「今日は来る~?待ってるね!」と絵文字たくさんのメールです。
「昨日は楽しかったー!」などわかりやすいメールばかり。
メールを見たことは言わず、一週間様子を見ました。
それでも行動は全く変わりません。

私はカマをかけて、その女性と会う約束をしていた日に一緒に出掛けようと言ってみました。
「その日は上司とボーリング大会だから、何時に帰るかわからない」という返事。

何でもボーリングという言葉しか出てこないことにもう嫌気がさしてきていました。

ボーリングなのか仕事なのかもう何で出かけているかもわからなくなってきたころ、帰りも午前2時3時が続いていきました。
そしてある日とうとう帰りが朝の6時を過ぎた日がありました。
「何時だと思ってるの?」と言っても「何が?」の一点張り。

今まで怒鳴ったことのない私もさすがに「ふざけんな!バカにしてんのか!!!」と大声で怒鳴ってしまいました。

もうその頃には完全に修復不可能の状態に来ていたかと思います。
その夜思い切って「○○って誰?」と単刀直入に聞いてみました。

長女の言葉で離婚の決心

そしたら「携帯見たのか?」と。
○○という苗字を出しただけで携帯という言葉が出てくるあたり、もう間違いないと思っていました。

「飲み屋の女」これが返事でした。それ以上聞く気にもなれません。
もともと相手を言葉で言い負かす、今でいう「モラハラ」傾向のある人でした。

こっちが感情的に何かを言っても負けるだけだと、もう何も言わずにいました。
私の精神状態も限界でした。

そしてある日突然3年生の長女が「何があっても私はママについていくからね」と言ってきました。
びっくりしたのですが、私が書いてた日記を長女は見てしまっていたようです。

その頃の感情を思うままに書いていたので、それを読んだ長女はさぞかしショックだったと思います。
でも、彼女のその言葉がきっかけで、私は離婚に踏み切る覚悟を決めました。

この浮気以外にも先ほど言ったモラハラのことなど、いろいろ積み重なることがありました。
そこで、意を決して「離婚しよう」と言いました。
向こうは「いいよ」と言いました。

しかし話し合っていくうちに「お前が子供を育てられるわけがない」「お前といたら子供たちは不幸になるだけだ」「無計画な離婚なんか認めない」など言われました。

こんな状況ももう嫌で、私は翌日さっそく家庭裁判所に離婚調停を申し出ました。

それと同時に引越し先を決め、みんながいない平日の午前中に少しずつ荷物を運び、出頭命令が自宅へ届く前日に子供たちに事情を話して、夜逃げ同然にして家を出ました。

それから約2か月半の調停を経て、離婚に至りました。今はそのつらい思いをした子供ももう高校生です。

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