私が浮気されているかもしれないなと気付いたきっかけは、スマートフォンの画面にLINEの通知が表示されたのが隣からふと見えてしまったときのことです。
表示されている名前が女性のものだったので、不信に思いました。
そのうえ、一瞬で文面までは把握できなかったものの、語尾にハートマークの絵文字がついているのが見えました。
職場の人や友人から送られているものではなく、明らかに親しい女性から送られているものだろうと感じました。
その時点では、まだ確実に浮気されたと決まったわけではありませんでしたが、「あぁ、私は浮気されているんだな…」と女の勘のような第六感が働き一気に落ち込みました。
しかし、そのときは喧嘩をしたくない気持ちのほうが強かったので、問い詰めたい気持ちを必死に抑えました。
浮気の予感
彼とは3年近い時間を共に過ごし、休みの日には一緒に様々な場所に出かけていたので、浮気されているだろうなどと思ったことは1度もありませんでした。
そのため最初はショックが大きかったものの、「一緒にいながら裏切られているかもしれないんだな。」と悔しい気持ちのが強くなり、事実をつき止めてやる!という思いに変化していきました。
まず証拠をつかまなくてはと思い、普段何気なく過ごしている姿にも注意するようにしました。
服装や髪形に変化はありませんでしたが、車の中に普段は聴かないような女性に人気のアーティストのCDがありました。
気にして見ていると、お風呂など長時間席を外すときには必ずスマホを持っていき、飲み物を取りに行くなど比較的短い時間のときにはスマホの画面が見えないように置いていました。
これはスマホの中に見られたくないものがあるなと確信しましたが、スマホを勝手に覗くことはしたくなかったので、「自分のスマホをどこに置いたか忘れてしまったから、電話をして着信音を鳴らしたい。だからちょっとだけスマホを貸してほしい。」と頼みました。
はじめは「俺が鳴らすから探せよ。」と言い、貸すことをしぶっていましたが、「自分で鳴らしながら移動したほうが分かりやすいから!」などと言い続けていると、最終的に嫌々貸してくれました。
結果的に覗いていることに変わりはありませんが、少し離れた位置からLINEのアプリを開きました。
予感が確信に変わる
連絡を取っている人が一覧で表示される画面には、浮気を疑うきっかけになった女性の名前がありました。
そのうえその画面で見れる最後のメッセージが「次はいつ会えるかなぁ?」とハートマークつきで、完全に黒な証拠でした。
彼にスマホを返しながら、その画面を見せて説明を求めました。
最初は何勝手なことしてんだよとばかりで女性に関しての説明は一切しようとしませんでした。
しかし、「説明する気がないなら信用できないし、別れよ。」というと突然の謝罪。ここで浮気が確定しました。
話を聞くと、いつの間にか同窓会に参加していたようです。
彼は配達業をしていたのですが、帰りが遅いことが多々ありました。
そのたびに「荷物が多くて時間内に配達が終わらない。」と言っていました。
私には仕事内容など分からないので、そういうものなのだろうと帰宅を待っていました。
しかし実はその帰りが遅かった日に何度もデートを重ねていたそうです。
浮気症は治らない
相手は私に黙って参加した同窓会で再会した同級生でした。
浮気をされた自分が惨めになり、他の女性に目を向けられてしまったことに別れを考えました。
しかし長い間一緒にいると情がわいてしまうのも事実です。
何度も何度も謝られるうちに、いつの間にか今回だけは…次はもうない!と彼の改心を信じてしまいました。
しかし浮気はやはり繰り返し起こるもので、懲りずに2度目の浮気。
相手は配達先のお客さんでした。
お客さんとまでもそのような関係になるとはもはや病気だなと呆れ、すぐに別れを切り出しました。
浮気には1度も2度もなく、浮気した時点で見切りをつけるのが正しい選択なんだなといい勉強になったので、今では貴重な経験です。