間違って出てしまった浮気相手からの電話。

私が忘れられない体験を書きたいと思います。
28歳の頃、わたしには5年付き合っていた彼氏がいました。結婚も考え毎日幸せでした。
彼とは半同棲だったので「浮気」されるなんて思ってもいませんでした。
おかしいなって思い始めたのは、二人で旅行にいった夜のことでした。
彼がお風呂でいないとき、携帯が鳴り自分の携帯と間違え出てしまいました。
突然「誰なん?」と言われて焦りました。
でも声をきいた瞬間、浮気相手だとわかりました。
彼のことを信じきっていた自分に腹が立って、何も言わず携帯を切ってしまいました。
(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。

楽しいはずだった旅行が暗転

彼が部屋に戻ってきて、私の異変に気がつき「何かあった?」と尋ねられましたが、答えることができませんでした。
彼は自分の携帯が光っていることに気がついて、携帯を手に取り確認すると、一言「ごめん」と言われました。
私は「認めんと言い訳してよ、嘘ついてよ」と泣きながら言いました。
彼を許せませんでした。
 
彼は何も言わず気まずい空気。
二人とも何も喋らないままその夜は過ぎました。
次の朝はたがいに「おはよう」と挨拶だけ。旅行中なのに全然楽しめず無口なまま。
楽しいはずの旅行を「なんで・・」と心の中で思いながら・・・
別れることが考えられなかった私は我慢することに決めました。
彼にいつものように話しかけ「遊びやったら許すで」と笑いながらきりだした。
ほっとした彼は「もうないから」と目の前で浮気相手と別れてくれました。
その時は彼を信じよう、忘れようと決めました。
これくらい乗り越えられる、5年を無駄にしたくない。
今からまた幸せになればいい。

彼を許すことができなかった

彼は前以上に私を大事にしてくれました。
浮気相手とは終わっていることもわかりました。
でも、私は信じることができず彼の裏ばかりを考えるようになりました。
優しいのは後ろめたいから、きっとまた浮気する。
そんな自分が嫌いでどうかなりそうでした。
顔をみれば意地悪なことばかり言い、わがままばかり。
そんな私に彼も徐々に冷たくなりました。
半同棲も解消して、連絡も少なくなり、自然消滅みたいになりました。
「私が悪いわけじゃないのに最低」と友達に愚痴を言ってばかり。
いま思えば浮気がわかったときに、なぜ別れなかったのかなと思うけど・・・・・
たぶん女の意地かな。
別れたら浮気相手に彼をとられる、自分の負けを認めることが許せなかった。
彼のことを嫌いになっていたのに一人が寂しいからダラダラ一緒にいただけ、私には別れる勇気がなかった。

お一人様にも慣れたけど・・・

私はいまバリバリ仕事をして、会社を立ち上げ自分らしく生きています。
彼に浮気された頃は、男が優先で可愛い女の子を演じていたかも、自分がなかったな・・・。
弱い自分を隠すため、強くなるため、一人でも生きていくため、仕事を頑張っていた。
それしかできない不器用な私。
人は何かに夢中になると嫌なことは忘れる。
成長すると過去の自分が可愛く思える。
恋愛で泣いた経験はあの時だけかな、懐かしい。
吹っ切るまでは時間がかかったけど必ず前に進める。
今の自分がいるのもあの頃の経験のおかげ。
いまだに男は浮気する生き物と思っているけど・・・。

彼もまだ結婚はしていないと友達が教えてくれた。
未練なんて全くないが、彼はすごく後悔をして何年も引きずっていたらしい。
私はそれを聞いてすごくスッとした気分になった。
逃した女はでかいと思ってくれていたら嬉しい。
女は切り替えが早く、男は未練がましい。これは昔から変わらないのかな(笑)
おひとり様にも慣れたけど、女としては寂しいかも。
子供はほしいと言うのが本音だけど。相手がいないとどうにもならない。
思いきってお見合いパーティーでも行ってみようかな。誰か情報教えてください。
まだまだ寂しいおひとり様だけど自分にできることを見つけて頑張ります。
もちろん女磨きも頑張っていきたいです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
またよい報告があれば書きたいと思います。