「最近、帰宅が遅くなった・・・」
私が夫を疑いだした、きっかけでした。
私は専業主婦で、子供もいなかったので夫の帰りが遅いと、それだけ不安が増しました。
夫に「どうして帰宅が遅れるのか」聞いたことがあったのですが、
その返事は「仕事の残業が増えた」の一点張りでした。
私達は職場結婚をしたので、夫の勤める会社のことはよく知っています。
役職も職場も変わっていないのに急に残業が増えるのはオカシイと思っていました。
(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。
不倫調査を探偵に依頼する
しかし、残業が理由だと言われると主婦としては「そうなのね」と引き下がるしかありません。
これだけならば浮気を強く疑いはしなかったかもしれませんが、夫は休日にも「一人でドライブしたい」と、出かけて行きました。
しかも、一度ドライブに出ると夜中まで帰ってきませんでした。
これは浮気なのでは?と本格的に疑い出しました。
もともと浮気は許せないたちだったので、探偵に依頼することにしました。
自分で証拠を見つけることも考えましたが、
夫を尾行するのが、なんだか後ろめたく感じられたのも探偵にお願いした理由です。
不倫調査を依頼した探偵事務所は、夫にさとられないように自宅から3駅離れた事務所にお願いしました。
事務所との相談もなるべく電話で済ませるようにしました。
夫の不倫相手は職場の女性ではないかと、私は疑っていました。
だから探偵事務所には、仕事帰りに尾行してもらうようにお願いしました。
この予想は大当たりで、探偵事務所にお願いしてから8日後に「浮気の疑いがある」と連絡がありました・・・。
夫は私が想像するよりも大胆に不倫相手と会っていたんです。
もっと時間がかかるものと思っていたので、意外と早く浮気が見つかったのにはびっくりしました。
浮気相手はやはり職場の女性でした。
しかも探偵事務所から送られてきた写真を見ると、自分も顔見知りの女性で、たまらない気持ちになりました。
浮気の現場は仕事帰りだけでなくて、休日にもその女性と会っていました。
休日に二人でラブホテルに入っていく姿もしっかりと撮影してもらいました。
修復できなかった二人の関係
後から知ったことですが、職場の同僚も夫たちの浮気のことを気づいていました。
証拠がそろい、「浮気されている」とはっきりわかると、まず怒りがこみ上げてきました。
しかし、夫への思いも急に冷めていき、その怒りもあっさりと収まったのは意外でした。
私たちには子供もいなかったですし、夫婦仲も決して良いとは言えませんでした。
夫の浮気は「別れる良いチャンスかも・・・」とポジティブに考えられたのです。
探偵事務所の連絡があってから数日後に、夫に浮気の話をしてみました。
夫は浮気がバレたことに驚き、平謝りに謝ってきました。
「出来心だった」とか、「もうしない」と夫は必死で弁解していました。
その姿を見ていると、それが夫の本心のようにも思えました。
しかし、すでに私の心は決まっていました、「実家に帰る」「離婚の段取りを進めている」と夫に伝えました。
その言葉に夫も観念したらしく、離婚を承知してくれました。
私は、ひと波乱あると思っていたのですが、離婚はスムーズに進みました。
「結婚っていったいなんなの?」と悲しくなったほどです。
離婚後は夫に一切会っていません。
おそらく不倫相手と仲良くやっているのだと思います。
その後、私は再婚をしていませんが、離婚をしたのは間違った決断だとは思っていません。
あの時に許していたら、
夫はその後も不倫をしていたと思います。
そういう夫の気性を知っていましたし、
結婚する時に「どちらかが不倫をしたら離婚する」と話し合っていたという経緯もあります。
いずれにしても私の結婚観が変わった事件で、今後、ふたたび結婚するかどうかは自分でも解りません。