私が、彼氏の浮気に気付いたキッカケは偶然でした。
いま思い返すと笑ってしまうようなシチュエーションです。
天気も気候も良い日に、(女の)友人たちと「たまには外でお弁当を食べよう」と車で公園へ行きました。
公園の駐車場に車を停めていると、友人の一人が「あれ?あれって、あんたの彼氏じゃない??」
私が友人の指差す方を見ると女性が運転する車の助手席になんと彼氏が!!
私は怒り心頭で車を降り、彼氏が乗っている車に向かいました、それに気付いた二人が一目散に猛スピードで逃げていきました。
怒り心頭の私と友人は、ふたりの乗った車の後を追いましたが、見失ってしまいました。
その夜、彼氏から延々と言い訳を聞かされました。
(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。
ボロボロ出てくる浮気の証拠
まだ若かったそのころの私は、彼氏の浮気を知ったからと言って、彼と離れることができず、結局は許してしまいました。
その後も友人から、他の女の子と歩いていたよ。など聞きたくもない話が次々に耳に入ってきます。
ついには自分の父親から、○○君・・・パチンコ屋さんで他の女性と一緒に居たよって聞かされました。
私はその都度彼を追及するのですが、なだめられ、もうしない。などと言い逃れて結局私が許してしまっていました。
そうこうしているうちに、彼は大学を卒業して就職で遠方に行くことになりました。
遠距離恋愛の始まりです、もう悪い予感しかありませんでした。(笑)
ある日、私が彼の家に行き掃除をしていると、次々と彼の浮気を示す物証がボロボロでてきました。
風俗の雑誌から始まり、明らかに彼の趣味では無い靴
女性が書いたメッセージカード、果てはペアリングまで発見してしまいました。
リングには彼の名前と知らない女性の名前が入っていました。
もう駄目だ。と思いながらも彼と離れるのが怖くて。
いま考えると完全に依存していたと思います。
その時は彼がそのリングの名前の彼女に電話をかけ、「もう会わない」って
私の目の前で言っていたので最後の最後!と思い信じることにしました。
「お前こそ誰なんだよ!」
それから数年がたち、彼は地元に戻ってきました。
すでにそのとき、彼と付き合い始めて7年が経過していました。
いつものように彼が寝ていた時に、ふと携帯電話を見てしまいました。
長い付き合いの中で「それだけはやりたくない」と思っていたし、見ようと思ったことも無かったです。
しかし、なぜかその時だけは、ふとしたはずみから彼の携帯を盗み見てしまったのです。虫の知らせだったのでしょうか。
通話履歴を見ると、案の定、毎日電話をかけている女性が居ました。
私はその女性の番号を控えて、そのまま寝ました。
数日後、彼と会わない日に、思い切ってその番号に電話をかけてみました。
電話をかけてみたものの、何と言っていいのか分かりません。
相手が出ても、しばらく無言で、その後そのまま切ってしまいました。
でも「やっぱり決着をつけたい」と思い、
もう一度、勇気をだして電話をかけると、男性の声で「お前誰だよ?」と・・・。
無言電話の後だったので(怖いから)一緒にいる男性に代わりに出てもらったようです。
その声の主は、まぎれもなく私が7年間付き合ってきた彼氏でした。
私も最高に頭に来ていました。
「お前こそ誰だよ?」と返したらその声を聞いた彼が慌てて細い声で「お、お前だ、、誰だよ?」と言いました。
「お前誰だよ?じゃないでしょ?話あるから今すぐ帰ってこい!!!」と大声で怒鳴り電話を切りました。
ほどなくして彼が慌てて帰ってきました。
彼は私が携帯電話を見るなんて思ってもみなかったのでしょう、すごく動転していたし、怒ってもいました。
すでに腹をくくっていた私のほうが、彼より冷静だった気がします。
彼は毎度のことながら色々と言い訳をしていましたが、私の覚悟は決まっていました。
浮気性の彼から学んだ結婚相手の条件
私は、急に視野が広がったような、不思議な冷静さの中にありました。
浮気性の彼と付き合い続けて7年が経ち、私もやっと彼を手放せる心の準備が出来たような、すがすがしい気持ちでした。
私には、やりきった感があり、後悔もありませんでした。
ただ、私にフラれた彼の、最後の捨て台詞が何年も経った今でも忘れられません。
「お前、18から7年間、1番いい時を捧げたのに時間返せ!て思ってるだろ?それは俺にとっても1番いい時だったからな!!」
その当時は、彼の言葉が衝撃過ぎて唖然としましたが、やはり時間が特効薬とはよく言ったもので今となればそれも良い思い出です。
あんなに純粋に、何も考えず、好きな気持ちだけで突き進んだ恋愛は2度とありません。
余談ですが、いま私は結婚して平凡に暮らしています。
結婚相手に選んだ人は、すべてにおいて、7年付き合った彼とは真逆の人です。(笑)
結婚すると父親に報告した時に、「本当に後悔しないか?」なんて聞かれたくらい、まじめすぎるような人です。
今は、あんな胸を焦がすような恋愛じゃなくても平和に穏やかにくらしています。