タレントで元「モーニング娘。」の矢口真里さんが、不倫騒動の末に高額な慰謝料を支払い離婚をしました。
ご主人である中村さんが、直接不倫の現場に乗り込んで、証拠をおさえています。
しかし、素人が浮気の現場をおさえるのは、リスクが大きい割に、得られるものが少ない場合が多いので、お薦めすることができません。
矢口真里の浮気現場
最初に矢口真里の浮気騒動について報じたのは雑誌「週刊女性」であるという。
夫である俳優の中村昌也は、地方のロケから予定よりも早く帰宅。
妻、矢口真里と不倫相手でモデルの梅田賢三が、こともあろうに夫婦の寝室で、ふたりとも全裸のまま寝ている現場に踏み込んだという。
もはや言い逃れができない状況ながら、裸のまま梅田はクローゼットに隠れたというから必死だったのだろう。
しかし、すぐにクローゼットに隠れているのを見つかり、引きずり出された。
寝室で土下座している梅田の様子を、中村は携帯電話のカメラで証拠として撮影したという。
逆上した中村は、当時近くに住んでいた矢口の母親を電話で呼び出した。
そして、全裸の二人には「お母さんが来るまでそのままの姿でいろ!」と指示したという。
切迫した様子を察してか、駆けつけた矢口の母は、その言い逃れができない状況の二人を目の当たりにして、二人と一緒に土下座をして謝ったという。
実は、普段から家事をしない矢口が、自分の地方ロケに行く度に、ベットのシーツや枕カバーを替えていたので、前々から怪しいと疑っていたという。
わざと伝えていた時間よりも早く帰宅したのには、そんな理由があったようだ。
そして、結果的に矢口が2,000万円にも及ぶ口止め料を中村に支払い、さらに慰謝料をうわのせして払って離婚するにいたったという。
探偵や興信所の不倫調査ではやらないこと
この事件を振り返って、夫である中村はツキがあった。
本当に運が良かったと感じている。
本当のところは当人同士にしかわからないが、妻の不貞を疑い早朝帰宅した中村は、自宅の鍵を持っていたキーで解錠するも、ドアチェーン(ロック)が掛かっていて中に入れなかったという。
自宅ドアをゴソゴソとこじ開けようとしている音を聞きつけた矢口は、パニックに陥り自ら裸のままチェーンロックを開けてしまったという。
おそらくそのタイミングで梅田がクローゼットに潜り込んだのであろう。
探偵や興信所の人間は、浮気の現場に乗り込んでいって証拠を押さえるということはありません。
そんなことをしなくても、浮気・不貞と疑われる証拠は集められます。
◯月◯日◯時◯分に自宅に二人で入り、翌日、もしくは何時間後にどちらか一方(もしくは両者)が出てきた。
この記録と写真があれば、ほとんどの場合証拠として認められます。
一度だけだと弱い場合には、何度か同様の調査が行われます。
しかし、基本的に押さえるものは記録と写真です。
修羅場には危険も伴う
中村にツキがあったと言いましたが、施錠されている扉の前でまごついている時に、もし矢口がチェーンを開けていなかったら、決定的な証拠を押さえることができなかった。
どんな苦しい言い訳をしても、バルコニーから洋服を着た梅田を逃がすことに成功すれば、全くもって怪しいのですが、証拠が無いため妻の不倫を問い詰めることができません。
中村にとっては結果オーライでした。
逆上した浮気相手が暴力を振るったり、誰かれ構わず危害を加える可能性も捨て切れません。
浮気しても離婚しないカップルは多い
結果的に中村と矢口の夫婦は、離婚を選びました。
しかし、この証拠の取り方では、夫婦関係が壊れざるをえないでしょう。
状況証拠は可能な限り具体的なものが必要です。
しかし、正論を振りかざす人がウザがられるのと一緒で、ある程度、相手に逃げ道を残してあげないと、取り返しがつかなくなります。
不倫調査をして、浮気の決定的な証拠をおさえたとしても、それを証拠にして離婚するカップルは少ないのが実態です。
別れるため、慰謝料をとるために不倫調査をする人は多くないのです。
素人が、浮気の証拠を抑えようとして動いていると、面が割れているだけに簡単に失敗します。
また、パートナーが浮気をしていなかった場合に、疑われたことを根に持ち、将来の二人の関係に禍根を残すことにもなりかねません。
先に記したように、当事者が怪我を負ったりする危険性も少なくありません。そうなっては元も子もないので「モチは餅屋に」不倫調査は、興信所か探偵社に依頼するのが賢明だと思います。