壊れかけた夫婦の絆を救った妻への手紙。

結婚して5年目の36歳男性です。
今から2年ほど前のことですが、妻に浮気をされた話をします。

彼女とは付き合って2年経った頃に同棲を始めました。
その後4年が経過して無事に結婚、更にはマイホームも購入し引っ越しました。

結婚してから妻は、介護施設にパートで働くことになり、週3日、一日あたり5時間程度のシフト勤務で、自宅からも車で15分程度だったので無理なく働いていました。

ある日、子供をつくる、つくらないで口論になりました。
私は貯金も少ないのもあり、もう少しお金が貯まってからと考えていたのですが、妻は今すぐにでも子供を授かりたい気持ちでいっぱいだったようです。

このことですれ違いが始まり、日に日にお互いの会話も減っていく毎日でした。

(注)この記事は当サイトにお寄せいただいた体験談を一部編集してご紹介しています。

浮気した妻への手紙

手紙を書く
数ヶ月が経ちました、妻はパートの催しがあるとか、急遽休んだ人の代わりに、といって家にいる時間が減っていきました
初めは大変だなと思っていたのですが、日に日にパートの時間や外出の時間が増えてきていたので不安に感じ始めました

ある日、妻が入浴している際に、スマートフォンをいつも持っていくのですが、リビングに置きっぱなしのときがありました。
気になって、中身を確認したところ、パート先の社員とのメールのやり取りを発見し、その文面から浮気をしていることが発覚しました。

もしかして浮気?携帯電話のパスワード、ロックを解除する方法。
もしかして浮気かも? パートナーの浮気(不倫)を疑ったときに、まっさきにチェックしたいと思うのは携帯電話(スマホ)でしょう。 メール・LINEのトークルーム(メッセージ)・浮気相手との写真など、携帯電話は浮気の証拠が詰まったパンドラ...

浮気は自分の中では完全に他人事だったため、まさか自分の妻がという衝撃で、過呼吸に陥り、頭が真っ白になりました。
入浴から出てきた妻に、このことを伝えたところ、妻は黙ったままで重い空気が流れました。

しばらくして、
妻:ごめんなさい
私:今後どうしたい?
妻:取り返しのつかないことをしてしまったから別れたい

私は、「そっか」と一言だけ言って、その日は就寝しました。
正直、私は、ひたすら謝られて許しを請うのかと思っていたのでショックでした。

しかし、次の日になって、多少冷静に物事を考えられるようになると、実際は自分が妻の話に耳を傾けていなかったことが一番の問題では無かったのかと感じるようになりました。

それから、妻に手紙を書こうと思い、何度も考えながら真剣に書きました。
妻に、「最後にこれだけ読んでくれないか?読んでも気持ちが変わらないのであればきっぱりあきらめる」と伝え手紙を渡しました。

更に次の日、仕事が終わって家に帰ると、妻の表情が明るかったので安心しました。
ただ、その後すぐに号泣し、「ごめんなさい、本当にごめんなさい」と何度も謝られたのは、今でも脳裏に鮮明に残っています。

浮気相手がストーカーに

こうして元通りに戻ったわけですが、一つ問題が起きました。
それは、浮気相手の執拗な連絡です。

相手は既に浮気ではなく本気だったわけです。
私が出勤した途端、家のインターホンを何回も押し続けたり、妻のスマートフォンに一日何百回も電話したり・・・。

浮気相手が、家の近くで息を潜めて待機していたと考えるだけでゾッとしました。
妻が押し入れに隠れながら、私に震える声で電話で助けを求めてきた声は、一生忘れられないです。

このままでは、もしかしたら命の危険もあると感じ、警察に届けようと思いましたが、妻のパート仲間が本人に何度も直接言ってくれたおかげで警察沙汰にせずに済みました。

ただ、妻にはパートをやめてもらい、電話番号もすぐに変更しました。
今では、新しい命も授かり、現在11ヶ月目の男の子です。

順調に育っていますが大変な日々が続いています。
妻がパートを辞めて専業主婦になり、子供が産まれたのもあり、経済的にはかなり厳しいですが、とても幸せな時間を過ごしています。

今となっては、昔の苦い思い出ですが、二度と同じ過ちをおかさぬよう幸せな時間を過ごしていきたいと考えています。

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