やり直すことができなかった浮気した彼氏との関係

私が学生時代にお付き合いをしていた彼氏の話です。
1つ上の彼氏だったので、私よりも先に社会人になったのですが、働き始めて新しい環境にワクワクしていたのか、飲み歩いたり喫煙を始めたりしていました。
いま思うと、どうってことないのですが、当時は学生時代にたばこ嫌いだった彼が喫煙を習慣づけていることがとても嫌で、彼が就職してからは喧嘩の頻度も多くなっていました。
最初に彼の浮気を疑ったのは、とても小さなことです。

違和感が確信に変わるとき

初任給で私の誕生日をお祝いしてくれるとのことで遠出していた時のことです。
前日、彼が中学校時代の同級生と飲み会をしていたと話を聞いていた私は、軽い気持ちで彼に「女の子もいたんじゃないのー?笑」と聞いてみました。
すると車の外にふと現れた銅像を見て「あの銅像大きくない?」と突然話をそらされ、あれ?と思ったのが初めて違和感を覚えたきっかけです。
その後もなにかよそよそしい雰囲気があり、おかしいなと思うことが何度かあったので、彼氏のSNSの投稿のコメント欄をチェックしてみました。
すると、今までみたことのない、会話に出てきたことのない、女の子の名前が浮上しました。
さらにその子のSNSを見てみると、その子が作ったお菓子の写真の投稿に私の彼氏が「俺もたべたーい!」的な返信をしているのを発見。
そのコメントに「バカじゃないの!」と引いてしまいました。
おかしい!と感じた私は、その女の子の学歴をチェックしました。
すると彼のバイト先の先輩(女)の友達だったようで、私はその先輩に直接聞いてみることにしました。
「あの二人ってどういう関係なんですか?」・・・と。
そしたら先輩からすぐに返信がきて、「どこまで知ってる?」と聞かれました。
これは黒だ、と全身の体の震えが止まらなくなり、電話して話を聞いてみることにしました。

浮気が壊した二人の関係

中学校の同級生の飲み会には、女の子たちも参加して、宅飲みをしていたとのことでした。
私の彼に彼女がいることは分かっていたけど、その子といい感じになってイチャイチャしていたといいます。
その後も連絡を取り合い、出張だと偽って、女の子の住む東京まで出向き、泊りをしていた。
挙句、女の子に「好きな人ができた」と相談されたバイト先の先輩が、好きな人の名前を尋ねたところ、私の彼氏であることが発覚し、先輩は浮気相手の女の子に怒ったそうです。
バイト先の先輩も、長年付き合った彼氏に少し前に浮気をされ別れたばかりでした。
自分の友達が平気で浮気相手になっていることに腹が立ったが、私にそのことは言えなかった、そうです。
 
その後、彼氏を問い詰め、その場で浮気相手に電話をさせて「今後付き合わない」という話をさせました。
しかし、その浮気発覚から彼との関係がどんどん崩れていきました。
何をしていてもとにかく不安で、「また浮気しているんじゃないか」と食事も喉を通らず、気づいたら私は10キロ近く痩せていました。
結局、その頃の彼氏とは別れてしまいましたが、浮気が発覚するまでは本当に仲が良くて、彼との結婚まで考えていました。
いま思うと、好きだという気持ちだけであんなに尽くすことができたり、あんなにショックを受けて落ち込んで、世界が終わったかのような気持ちになれたのも、若いころだけだったのだなと思います。
あんなに好きで、お互いの為だけを思っていい関係が築けていたのに、あんなにも簡単に崩れてしまうのかと思うと、絶対に私は浮気をする側にはなりたくないと心から思いました。

浮気の代償

いま、私は新しいパートナーをみつけて安定していますが、この彼と出会うまでの間はどんなに好きでも信用できず、全然うまくいかなかったです。
浮気をした彼氏は、今でも後悔しているらしい、という話をまわりからたくさん聞きます。
わたしも、あの頃にもどれるなら戻りたいという気持ちがありますが、そんなことをしたら次は私が今の彼氏に同じ思いをさせてしまうようになります。
そう思うと、浮気心が芽生えないように自分自身に規制をかけることも大事だと思いました。
相手の為を本当に思っていたら、浮気なんて絶対にできません。
される側も、魅力が足りないのが原因なところもありますが、何よりも相手を傷つけることの大きさと、その簡単な気持ちでどれだけ今後の人生が狂っていくのか、浮気をした彼氏の今を見ていると分かります。
当時、彼氏が仲良かった男友達は、浮気が発覚して私が激ヤセしていくさまをみて、私に心配の声をたくさんかけてくれました。
そして気付いたら、彼のまわりの友達は少なくなっていたようです。
浮気で傷ついた人は、その傷を一生忘れません。どんな人と付き合っても、結婚しても、裏切られたときの気持ちはずっと引きずります。
本当に地獄の毎日でした。浮気は、絶対にしてはいけません。自分も相手も、しないように感情のコントロールをすることをお勧めします。