不倫させないために知っておきたい倦怠期のメカニズム

恋愛の初期段階には必ず「ハネムーン期」と呼ばれるものがあります。
誰もが感じる、付き合い始めのドキドキ感です。

人は新しく、未知なものに対して強い好奇心を示し、それに触れている時間は一種の興奮状態に陥ることができます。これは脳から分泌されるホルモンによるもの。

その強い刺激により恋愛気分がいっそう高まったり、パートナーの一挙手一投足が美化されて見えます。

あばたもえくぼ」という言葉がありますが、好きな人の全てが良く見えるし、どんな欠点も許せてしまう時期でもあります。

しかし、最初は新鮮であった刺激も、同じことを繰り返されることで、分泌されるホルモン量も次第に少なくなっていきます。毎回同じ刺激を与えても、それを受け取る感受性はどんどん鈍っていきます。

強い刺激は毒でもあります。ホルモン分泌量の減少の理由は、繰り返される刺激に常に反応してしまわないようにする、脳の防御本能だと言われています。

そしてこの状態は、「慣れ」にもなり、時を経るに従ってしだいに「飽きる」ことにつながります。これが一般に言われている「倦怠期」と呼ばれている状態。

ひとつ大事なことは、ハネムーン期の後には必ず倦怠期が訪れることを認識しておくことです。

嫁が初々しくなくなったと嘆く夫

  • メールの返信がそっけなくなった
  • 食事に誘っても喜んでくれない
  • 話しかけてもケータイばかり見ている
  • 以前は遅く帰っても寝ないで待ってくれていたのに

旦那さんにこんなことを言われたことはありませんか。
結婚をした男性は大抵、「結婚してから嫁が初々しくなくなった」と嘆いています

しかし、「我が身を振り返ってみろ」と言いたくなりますね。
このガッカリ感はお互い様
なのです。(笑)

どんなに面白く人気のあったテレビ番組でも、いつかは視聴者も慣れて視聴率も下がり、新しい番組へ変わります。

長寿番組の場合は、コンテンツである企画を自ら変えたり、新しいゲストをどんどん起用することで視聴者に目新しさを提供しています。

パートナーを飽きさせないためには、新番組のような斬新な企画を一定期間ごとに家庭に持ち込む必要があるのかも知れません。

常に新しいハネムーン期を追い求める結果に

常に新鮮な気分でいてもらうためには、お互いに多大な努力を払わなければなりません。そもそも、安定を求めて結婚をしている場合には、刺激を追い求める行為自体に疲れ果ててしまうかもしれませんね。

しかし、あなたは、そう考えていたとしても、あなたのパートナーである旦那はそう思っていないかもしれません。また、自分のことは棚に上げて「嫁が変わってしまった」と同僚や友人に愚痴ったりすることはよくあることなのです。

こういった気分のシチュエーションで、旦那さんの身の回りに若い女の子がいたりすると、ハネムーン期を再び手に入れようと、新しい刺激に走ってしまいます。自分は年をとっても、次々と若い子と浮気をしてしまう典型的なパターンです。

「盛り上がり」「落ち着く」と同じことを繰り返しているのに、学習することなく脳の刺激のおもむくままに行動してしまいます。

本当に変わるべきなのは自分自身なのでしょう。しかし、ドキドキ感が失くなったのは、これまでのパートナーが悪かったと思い、「この人こそ」と次を求めてしまう人が多くあります。

恋人から家族になっていく時間

人間は脳からの刺激に抗うことは難しいと考えます。だから、ドキドキする事を止めることはできないし、ハネムーン期を過ぎた喪失感は耐え難いものです。

パートナーと一緒に住み始めた当初は、お互いに「〇〇ちゃん」「〇〇さん」と呼び合っていたのに、慣れるにしたがって「ね~」とか「おい!」なんて呼び名に変わってしまうことがあります。

このことを寂しいことと考えることもできます。
しかし家族という関係に昇華したと考えることが出来れば、パートナーに対する自分の言動にも愛情のある変化が現れます。

自分のことを「ね~」とか「おまえ」と呼ぶ人が、この世に何人いるでしょう?

おそらく、両親・兄弟姉妹・幼なじみ・親友など、ごくわずかな人であるはずです。そんな数少なく、濃い相手に自分が選ばれていることをもっと喜ぶべきなのでしょう。

これは、まぎれもなくドキドキするだけの恋人や友達に対する態度とは違ったもので、家族に対する態度にほかならないのだと言えます。

それまで別々の環境で生活をしてきた二人は、一緒に暮らし始めたからといって、すぐには家族になれないのだと思います。

単なるドキドキでなく、
良いことも悪いことも、
嬉しいことも悲しいことも、
たくさん二人で分かちあい、
乗り越えることで、少しずつ家族になっていく。

その過程の変化として、呼び名が変わってしまったり、他人に対するのとは違った「素っ気ない態度」になってしまったりするもので、本来であれば喜ばしい変化であるということができます。

このコラムは、若い女の子と浮気をする旦那さんを持った奥さんのために書いたものです。しかし、本当は奥さんではなく、旦那さんにこそ読んでもらいたいと思って書きました。